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勉強しなさいと言わずに成績が上がる!

すごい学習メソッド

2018年5月11日

「勉強しなさい」は逆効果!子どもに勉強しなさいと言わないために

「勉強しなさいと言って子どもとけんかになる…」「かといって、言わないと勉強しない」とお悩みの保護者の方は多いと思います。お子さんがゲームやスマホばかりして勉強しないと、心配になってついつい「勉強しなさい」と言ってしまいますよね。

ただ、「勉強しなさい」と言ってお子さんが素直に勉強するという場合は少ないのではないでしょうか。勉強を始めたとしても、いやいやだったり、勉強するふりをしていたりと、なかなかうまくいかないのが大半だと思います。

みなさんも薄々感じてはいるかもしれませんが、子どもに「勉強しなさい」と言うのは逆効果なのです。ここでは、「勉強しなさい」と言わないことの重要性や、「勉強しなさい」と言わないようにするための方法について紹介していきたいと思います。

子どもが勉強しないことで悩んでいる保護者の方にとって、少しでも助けになればうれしく思います。

1.勉強しなさいと言ってはいけない理由

勉強しなさいと言ったときのお子さんの反応を見ても分かる通り、勉強しなさいと言うのは逆効果です。では、なぜ勉強しなさいと言ってはいけないのでしょうか。それには3つの理由があります。

1-1.人間は強制されるのがイヤな生き物

大人でもそうですが、誰かに「○○しなさい」と強制されるとやる気をなくしてしまうことがあると思います。人は本来他人から強制されることを嫌う生き物なのです。実際に子どもと接していてよく相談されるのが、「親がしつこく勉強しろと言ってくるからやる気をなくす」ということです。勉強しろと言われてやる気になる子はまずいません。

1-2.無理やりやらせても身につかない

普段から勉強しなさいと言って勉強させている子どもは、あまり成績が伸びない場合が多いです。実際に生徒を指導している時にも感じることがありますが、自主的に勉強している子と、言われるからやっている子の取り組み方は全然違います。

勉強しなさいと言われてやっている子は、あまりよく考えずに問題を解いたり、ただノートに写しているだけだったりと、「何となく適当」にやっていることが多いです。反対に自主的に勉強をしている子は、なぜそうなるのか疑問を持ったり、間違えた問題をしっかり復習したりと、しっかり成績に結び付く勉強ができているのです。

1-3.自主性がなくなる

これは勉強以外のことでも言えるのですが、何でも親が言う通りにやっていると子どもは自主性をなくしてしまいます。学生の間はそれでも良いかもしれませんが、社会人になってからが大変です。自分で考えて行動できない、いわゆる「指示待ち人間」になってしまい、仕事ができないレッテルを貼られてしまうのです。

このような状態にならないためにも、「勉強しなさい」と言わないことが大切です。

2.勉強しなさいと言わなくても子どもは勉強する?

では、「勉強しなさい」と言わないで、子どもは勉強するようになるのでしょうか?保護者の方からは、「うちの子、勉強しなさいと言わないとまったくやらないんです…」という相談をよく受けることがあります。たしかに、勉強しなさいと言われてもやらないけど、言わなくてもやらないという子はいると思います。

その場合、2パターンが考えられます。1つは親が思い込んでいるということです。自分の子どものことですから、親は何とかしないといけないと思い、過干渉になりがちです。勉強しなさいと言わないでちょっと様子を見てみようと思っていても、1日も経たずに言ってしまっているというのはよくあるパターンです。実は子どももやろうと思っているかもしれません。そういう場合は気長に待つことが大切です。

もう1つは、「わからない」からできないというパターンです。勉強しない子どもは、単にやる気がないのではなく「わからない」だけなのです。ただ「勉強しなさい」と漠然とした指示を出しても、やり方が分からなければ取り組むことはできません。そのような場合は親が適切な方法でサポートしてあげる必要があります。

3.勉強しなさいと言わないようにするために

「勉強しなさい」と言わないようにしようと思っていても、ゲームやスマホばかり触っている子どもの様子を見ると、どうしても言ってしまうというのが親だと思います。

実際に、お母さんとお子さん両方からこんな相談を受けていたことがありました。お子さんからは「勉強しろと言われすぎてやる気をなくす」、保護者の方からは、「勉強しなさいと言ってもしないのですが、どうしましょう…」という相談です。

そのとき、お母さんの方には「お子さんのことはこちらで責任を持って見ますので、勉強しなさいと言うのをやめてください」と伝えたのですが、何回伝えても言ってしまうのです。そのお母さんは、自分でも分かっているのに言ってしまうとおっしゃっていました。これも、子どもの将来を心配するからこその行動だと思います。

ただ、「勉強しなさい」は本当に逆効果です。親にとっても子どもにとってもマイナスでしかありません。「勉強しなさい」と言ってしまいそうになったときは、一旦落ち着いて深呼吸してみてください。それでも言ってしまうという場合は、期限を決める方法がおすすめです。例えば、1週間は「勉強しなさい」と言わないで様子を見るといった感じです。

あとは、お父さんに任されてお母さんが勉強を見ているという場合は、お父さんとも共通の認識を持っておくことが重要です。お父さんから任されているから、「子どもに勉強させないと…」と焦ってしまい、ついつい「勉強しなさい」と言ってしまうことがあります。そのような場合は、ご両親でしっかり話し合って、「勉強しなさい」と言わない教育方針を共通認識として持っておきましょう。

勉強しなさいと言わないようになっても子どもが勉強しない場合は、別のアプローチが必要です。その方法については別の記事で紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。