こんにちは、藤野雄太です。
本日の探究授業動画はこちら!
今日の探究授業は日経新聞(2021/9/25)の記事を取り上げます。
「なぜ、温暖化で海面が上がるの?」です。
では、まず新聞記事を読んでみましょう。
↓
地球温暖化が進むとだんだん海面が高くなっていき、太平洋の島が沈んでしまうかもしれない、とニュースで言っていたよ。
どうして海面の高さが変わるのかな。
人類は電力などのエネルギーを得るために石油を燃やしていて、その際に二酸化炭素(CO2)が空気中に出されている。
CO2には太陽から届いた熱エネルギーを地球の外に逃がさないようにする性質があるから、気温が上がるんだ。
この影響で、1901年から2018年に世界の海面の高さは平均で約0.2メートル上がった。
最近では上がるスピードが速くなっていて、2100年までに近年より約0.3~1メートル上がると考えられている。
海面が上がる原因は主に2つあるんだよ。
1つは水温が上がって海水がふくらむこと、もう1つは氷河や南極大陸の氷などが海に流れ込むことだ。
海水がふくらむってイメージしにくいかな。
実は物には温度が上がるとふくらむ性質があるんだ。
気球は空気をあたためてふくらませ、中の空気を軽くして浮く仕組みだね。
水は空気ほどではないけれども、それでも多少はふくらむ。
気温上昇で海の水温も上がった結果、海水がふくらんで海面を押し上げているんだ。
これまでの海面上昇した分の5割は、海水がふくらんだためと分析されている。
実は影響が一番大きいんだ。
CO2が増えると、北極域や陸上の寒い地域は他に比べて気温が上がりやすい。
このため、高い山の谷などにできた氷河や極地の氷が解けた水が川などを通じて海に流れ込み、海面を上昇させているんだ。
温暖化で一部の感染症が広がりやすくなる可能性もある。蚊の一部はデング熱などを広げるからだ。温暖化で蚊がいる時期が長くなり、生息地域が広がると、流行の危険が高まると考えられている。
2100年ごろの気温は、最悪の場合では約4.4度上がるけれど、CO2の量を減らせば約1.4度の上昇に抑えられるという。一人ひとりが地球温暖化についてよく知って考え、行動を起こしていく必要がある。
(2021/9/25 日経新聞)
【探究テーマ】
温暖化による海面上昇を防ぐために、何ができるか考えてみましょう。
【語句の意味】
★温暖化(おんだんか)
温室効果によって地球全体の気温が上がること。
★氷河(ひょうが)
高山や南極などでかたまった万年雪が、上につもった雪の重さにおされて氷のかたまりとなり、ひくい土地に向かって流れくだるもの。
★海面(かいめん)
海の水の表面。
(小学館例解学習国語辞典)
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