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2021年11月15日

【MM学童 探究授業】なぜ、潜水艇は深く潜れるの?

こんにちは、藤野雄太です。

本日の授業動画はこちら!

https://youtu.be/e6teZYDISOE

 

なぜ、潜水艇は深く潜ることができるのでしょうか?

今日は潜水艇の秘密に迫ります。

 

【探究トレーニング】 なぜ、潜水艇は深く潜ることができるのでしょうか?

 

世界で最も深い海底はフィリピン沖のマリアナ海溝で、1万920メートルと言われています。

人類で最も海の深くまで潜れたのはアメリカの探検家で10,928mです。(2019年)

日本では「しんかい6500」という海洋研究開発機構(JAMSTEC)の潜水艇が1600回以上潜ってきました。

 

潜水艇が深く潜れる秘密は3つあります。

重量、強度、空気です。

 

しんかい6500を海に入れても、それだけでは沈みません。

なぜならば、海面に戻ってくるために隙間に浮力材を埋めているからです。

浮力材とは浮きわの働きをするものです。

沈むためには潜水艇が浮く力より重くなければならないので、船におもりを載せます。

ただ、そのままだと海の底にぶつかってしまうため、途中でおもりの半分を切り離します。

調査を終えると残りのおもりも切り離して水面に戻ります。

約2時間半かけて水深6500mまで潜ります。

1分に45メートルの速さです。

 

最も大切なのは2つ目の水圧です。

水深6500mでは、1平方センチメートルあたり約680kgの力で押されます。

大きな水圧から船員を守るためにコクピットは内径2mのチタン製の球の中に作ってあります。

 

人が生きるには地上と同じ空気が必要です。

密封されたコクピットで二酸化炭素の濃度が上昇して息苦しくなるのを防ぐため、水酸化リチウムという粉で人が吐いた二酸化炭素を吸収しています。

 

*出典2021/8/14 日経新聞「潜水艇はどうして深く潜れるの?」

 

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