こんにちは、藤野雄太です。
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天気予報はどうやってつくるのでしょうか?
明日や明後日の天気ならまだわかる気がしますが、今の科学技術では7ヶ月先の予報までつくることができます。
【探究トレーニング】
天気予報はどうやってつくるのでしょうか?自由に想像してみよう。
天気予報は仮想の地球をブロックで区切り、気温・湿度・風・海水温などの観測データをもとに計算してつくります。
それではさっそく、新聞記事をチェックしていきましょう!
【2021/11/27日経新聞】
あしたの天気は予想しやすい。
東日本に住んでいる人が西日本の天気をみると、次の日が晴れそうか雨が降りそうかおおむねわかる。
でも気象庁は衛星写真や世界各地で集めたデータなどから天気を予測している。
「数値予報」と呼ぶ手法だ。コンピューター上に仮想の地球を作り出して、集めたデータを入力。
どのように変化するかを計算して求めるんだ。
1時間先の降水予報から週間天気予報、さらには7カ月先の予報までつくれるんだ。
では仮想の地球とはどんなものだろう。
地球を取り巻く大気をいくつものブロックに分ける。
そのブロックの中で空気や水蒸気がどのように振る舞うかを計算することで、どこで雲ができそうか、どこで大雨が降りそうかを予測することができる。
計算に使うデータは全世界の気象機関が連携して観測している。
ゾンデと呼ぶ気球を上空30キロメートル付近まで飛ばして気温や湿度、風の向きなどを調べている。
観測する時刻は世界で統一されていて、協定世界時の午前0時と午後0時と決まっている。
日本では午前9時と午後9時にあたる。
天気を左右するのは大気の状態だけではない。
特に1カ月を超える長期間の予想になると、海面水温の高低も強く影響してくるんだ。
そこで大気と海洋の関係を整理した計算式を使う。
「大気海洋結合モデル」と呼ぶもので、10月にノーベル物理学賞の受賞が決まった米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎さんらが開発したものだ。
地球上では、必ず物理法則にのっとって現象が起きる。
お天気の舞台となる大気中でも同じだ。
物理法則は計算式で表現できるから、計算に使うデータさえそろえば、かなり厳密に未来の大気の様子が予想できるんだ。
いまはデータを集める観測装置の技術も発展していて、天気予報の精度は高まっているよ。
【語句の意味】
★仮想(かそう): 実際にはないものごとを、もし仮にそうなったらと想像すること
★大気(たいき):地球を取りまく空気で、いろいろな気体がまざっている。ちっ素78%、酸素21%、その他
★湿度(しつど):空気のなかに含まれている水分の量
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