こんにちは、藤野雄太です。
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プラスチックは石油から作られています。
しかし、近年は石油ではなく植物を原料とした「バイオプラスチック」が増えてきています。
バイオプラスチックはどのように作られるのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう!
【1/8 朝日新聞・ののちゃんのDO科学】
プラスチックは、もともと石油を原料に作られているのは知ってるかな?
石油のかわりに植物を使ったものも増えていて、「バイオマスプラスチック」と呼ばれているんだよ。
家畜のえさ用のトウモロコシも原料の一つで、食べ物の容器や事務機器の部品などに幅広く使われているよ。レジ袋の場合はほとんどがサトウキビなんだって。
レジ袋に使われている「ポリエチレン」の場合、ふつうは石油から「ナフサ」をとり出して、熱を加えて「エチレン」という物質にかえ、エチレンをつなげてポリエチレンを作る。
サトウキビでは、廃糖蜜の「糖」から「エタノール」をとり出して「エチレン」に変える。
エチレンからポリエチレンにするのは、石油と同じ手順だよ。
原料が石油でも植物でも、プラスチックを燃やすと二酸化炭素(CO2)が出る。
ただ、植物は育つときに光合成をしてCO2を吸収するから、燃やして出る分と差し引きゼロとみなされるんだ。
「カーボンニュートラル」といわれるよ。
原料が植物でも石油でも、分解されないプラスチックはたくさんある。
一方で、自然の中で分解される「生分解性プラスチック」というものもあるんだ。
土の中の微生物がプラスチックを分解してくれて、さいごはCO2と水になる。植物からできたプラスチックの中でも、生分解性もあれば、そうではないものもあることをおぼえておいてね。
「バイオマスプラスチック」は原料が植物や微生物かどうかで区別しているし、
「生分解性プラスチック」は分解されるかどうかという性質で分けているんだ。
この二つを合わせて、「バイオプラスチック」と呼ばれているよ。
【ワンポイント解説】
光合成とは植物が光を受けて、水と空気中の二酸化炭素からデンプンなどの栄養をつくり出すはたらきのことをいいます。
【探究トレーニング】
植物でつくるプラスチックにはどんなメリットがあるでしょうか?考えてみよう。
【語句の意味】
★ポリエチレン: プラスチックの1つで原油から作られる。原料が安く、加工がしやすい。
★原油(げんゆ):
地中深くからくみ出した黒茶色のドロドロした液体。
数億年前の生物の死骸が積み重なってできてもの。石油ということもある。
★バイオテクノロジー:
バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)を合わせた言葉。生物の力を社会に役立てる技術。
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