こんにちは、藤野雄太です。
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新型コロナウイルスはコウモリのウイルスが起源だと言われています。
新型コロナのみならず、SARA、MERS、エボラなど人類を脅かせてきた感染症の原因をたどるとコウモリに行き着きます。なぜ、コウモリがウイルスの起源になっているのでしょうか?
その理由は、コウモリが病気になりにくいという秘密があります。
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう!
【12/26 日経新聞】
新型コロナウイルスの誕生にはコウモリのウイルスが関わっているとする説を多くの科学者が支持している。2003年に世界を揺るがした重症急性呼吸器症候群(SARS)でもコウモリ起源説が話題になった。たびたび人類を震え上がらせる感染症の原因をたどっていくと、なぜかコウモリに行き着く。そこがウイルスの貯蔵庫だからだ。
コウモリをウイルスの貯蔵庫としているのは、その特異な体や暮らしぶりが背景にある。一般にどの動物も体内でウイルスが増えると病気になるが、コウモリは過剰にウイルスが増えないような状況を意図せず作り出しているかもしれず、だからこそ貯蔵庫になりうる。「貯水池」と称するコウモリ専門家もいる。
古代から伝わるイソップ物語では、コウモリは鳥と獣の争いで双方に「仲間である」といい顔をし、最後はどちらからも見放されて暗い洞窟で暮らす。こうした振る舞いに貯蔵庫になりえた手がかりがうかがえる。
体の強さは「想像だが、副産物としてウイルスがいても病気を発症しにくいような抵抗力につながった可能性がある」と小薮准教授は指摘する。事実、コウモリは長生きだ。種によっては20~30年くらい生きる。
病気のなりにくさには、特有の生活様式が影響していると推測する専門家もいる。昼夜で体温が大きく変動し、ウイルスの増殖を阻んでいるという見立てだ。
多くのウイルスがいても病む気配のないコウモリの謎を解き明かせば、感染症の予防や治療の参考になる。人間がコウモリから強さの秘訣を次々と学んだとき、コウモリは解決策の宝庫と呼ばれるようになるだろう。
★コウモリ
哺乳類の約4分の1を占め、1000種以上が確認されている。主に夜は空を飛んで餌を探し、昼は洞窟や森の中にぶら下がって過ごす。暗闇では超音波を物体に当てた時の跳ね返りを使って位置を捉えるが、大型のオオコウモリの仲間はこの機能を持っていない。
大型のオオコウモリの仲間は果実を、それ以外は昆虫を中心に食べるが、花の蜜を吸ったり、両生類や魚などを餌にする種もいる。コウモリというと吸血鬼のイメージを抱く人が多いが、血液をなめるコウモリはごく一部で中南米にしか生息していない。
【探究トレーニング】
ウイルスをめぐるコウモリの3つの謎から1つを選び、謎解きをしてください
①なぜコウモリは病気になりにくいの?
②ウイルスはコウモリからどのように人間に広がったの?
③コウモリの体温の変化がウイルス増殖を抑えているの?
【語句の意味】
★起源:ものごとの始まり。
★貯蔵:ためておくこと。
★発症:病気の症状があらわれること。感染はウイルスなどが体内に入り、増えること。
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