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2022年2月7日

【ニュース探究授業】:2/7(月)探究授業: 2030年の世界はどうなるの? PART6→天使か悪魔か?「デジタルクローン」〜日経新聞・科学〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日のニュース探究授業動画はこちら!

https://youtu.be/-gnNUhnOG2I

 

2030年はあなたの思考のコピーである「デジタルクローン」が活躍しています。

デジタルクローンとは、あなたの思考を学習したAIが、あなたの代わりにメール返信や仕事をしてくれる分身AIです

あたなは「判断」をする必要がなくなります。

あなたは楽になるのでデジタルクローンは「天使」のように思えるかもしれません。

しかし、デジタルクローンはAI兵器などに使われると「悪魔」のような存在となります。

それでは、本日の新聞記事を読んでいきましょう!

 

2/7 日経新聞】

「現場の体制はどう?」「プロジェクトマネジャーが足りないね」。

人工知能(AI)開発のオルツ(東京・港)で社長と副社長が議論を重ねる。

会話するのは人間ではなく、2人の思考をコピーした「デジタルクローン」だ。

SNS(交流サイト)への投稿などのデータを基に、自律的に質問や答えを用意する

電子メールの作成や、会議への出席。

オルツの狙いは仕事を肩代わりしてくれる分身AIの実現だ。

米倉豪志副社長は「将来は経営判断まで任せたい」と意気込む。

 

2021年3月に公表された国連専門家パネルの報告書は、殺傷能力をもつトルコ製の自律型兵器が20年にリビアで使用された疑いを指摘した。

「生殺与奪の判断を機械が担う未来は忌まわしい」(ニュージーランドのフィル・トワイフォード軍縮・軍備管理担当相)。

国際社会でもAI兵器への批判は強い。

 

懸念されるのはAIが人間の思考能力を奪ってしまう事態だ

「大学の授業で合格点を得るリポートを書いた」「執筆したブログ記事がニュースサイトのランキングで首位を獲得した」。

20年に米国で登場した言語AIGPT-3」は自然な文章を生成する半面、依存すれば知的作業の放棄につながる。

天使にも悪魔にもなる革新をどう使いこなして前進するか。決めるのはわたしたちだ。

 

【語句の意味】

クローン:遺伝子組成が完全に等しい遺伝子・細胞または生物の集団。

 

人口知能(じんこうちのう):推論・判断などの知的な機能を備えたコンピューター・システム。

 

思考(しこう):思いめぐらすこと。考え。

(広辞苑)

 

【探究テーマ】

デジタルクローンの天使的な点と悪魔的な点をそれぞれ考えてみよう。

 

*参考 デジタルクローンとは?

https://alt.ai/pai/