こんにちは、藤野雄太です。
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2030年はあなたの思考のコピーである「デジタルクローン」が活躍しています。
デジタルクローンとは、あなたの思考を学習したAIが、あなたの代わりにメール返信や仕事をしてくれる分身AIです。
あたなは「判断」をする必要がなくなります。
あなたは楽になるのでデジタルクローンは「天使」のように思えるかもしれません。
しかし、デジタルクローンはAI兵器などに使われると「悪魔」のような存在となります。
それでは、本日の新聞記事を読んでいきましょう!
【2/7 日経新聞】
「現場の体制はどう?」「プロジェクトマネジャーが足りないね」。
人工知能(AI)開発のオルツ(東京・港)で社長と副社長が議論を重ねる。
会話するのは人間ではなく、2人の思考をコピーした「デジタルクローン」だ。
SNS(交流サイト)への投稿などのデータを基に、自律的に質問や答えを用意する。
電子メールの作成や、会議への出席。
オルツの狙いは仕事を肩代わりしてくれる分身AIの実現だ。
米倉豪志副社長は「将来は経営判断まで任せたい」と意気込む。
2021年3月に公表された国連専門家パネルの報告書は、殺傷能力をもつトルコ製の自律型兵器が20年にリビアで使用された疑いを指摘した。
「生殺与奪の判断を機械が担う未来は忌まわしい」(ニュージーランドのフィル・トワイフォード軍縮・軍備管理担当相)。
国際社会でもAI兵器への批判は強い。
懸念されるのはAIが人間の思考能力を奪ってしまう事態だ。
「大学の授業で合格点を得るリポートを書いた」「執筆したブログ記事がニュースサイトのランキングで首位を獲得した」。
20年に米国で登場した言語AI「GPT-3」は自然な文章を生成する半面、依存すれば知的作業の放棄につながる。
天使にも悪魔にもなる革新をどう使いこなして前進するか。決めるのはわたしたちだ。
【語句の意味】
★クローン:遺伝子組成が完全に等しい遺伝子・細胞または生物の集団。
★人口知能(じんこうちのう):推論・判断などの知的な機能を備えたコンピューター・システム。
★思考(しこう):思いめぐらすこと。考え。
(広辞苑)
【探究テーマ】
デジタルクローンの天使的な点と悪魔的な点をそれぞれ考えてみよう。
*参考 デジタルクローンとは?
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