こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

https://youtu.be/jT_rlxqm1P0

 

勉強のやる気が出ない、続かない・・・

友達にひどいことを言ってしまった・・・

いつもダイエットで失敗をする・・・

このような悩みや後悔をしたことはないですか？

人は頭では分かっていても、やる気が出なかったり感情的になってしまったりなど、好ましくない言動をしてしまうものです。

しかし、今日からはもう悩む必要はありません！

本日の探究授業で教科書として取りあげるのは、イギリスで７５万部のベストセラーとなった『チンプ・パラドックス』(海と月社)という本。

著者のスティーブ・ピーターズさんは精神科の顧問医師です。

ロンドンオリンピックでは、イギリスの自転車競技チームの専任精神科医としてチームに金メダルを８個もたらした偉大な人物です。

スティーブさんによると、人間の心の中には人間（あなた）とチンパンジーの２つの独立した思考装置が存在し、あなたが人生で成功するためには、あなたの中にいるチンパンジーとの付き合い方を学ばなければならないというのです。

それでは、『チンプ・パラドックス』を読んでいきましょう！

【『チンプ・パラドックス』スティーブ・ピーターズ著(海と月社)】

・「チンプ・マネジメント」では、このうちの前頭葉、辺縁系、頭頂葉に注目する。

おもにそれらが＜心のなか＞を形づくるからだ。

・このモデルでは前頭葉、辺縁系、頭頂葉をそれぞれ

＜人間＞、＜チンパンジー＞、＜コンピューター＞と名づける。

この三つの領域は協調してはたらくこともあるが、たびたび対立して主導権を握ろうとする。

そして、その争いでは＜チンパンジー＞（辺縁系）が勝つことが多い。

・つまり、あなたの頭のなかには事実上ふたつの生き物が存在するのだ！

困ったことに、ほとんどの場合、両者の意見は一致しない。

・ここで重要なのは、片方、すなわち＜人間＞だけが「あたな」であることだ。

・＜チンパンジー＞は誰もがもつ感情装置で、理性から独立してはたらき、決定をくだす。

本書のおもな目的は、あなたのなかの＜チンパンジー>をコントロールするのを手伝うこと。

・なぜ過食をやめられないのだろう。なぜ運動が必要だとわかっているのにしないのだろう・・・。

そういうときのあなたは、あなた自身ではなく、＜チンパンジー＞に乗っとられているのだ。

・成功と幸せを手にする秘訣は、＜チンパンジー＞から咬みつかれたり襲いかかられたりしないように、つき合い方を学ぶことだ。

そのためには、＜チンパンジー＞がどう行動し、なぜそのように考えて動くのかを理解する必要がある

・＜人間＞はあなた自身であり、前頭葉で生きている。

＜チンパンジー＞はあなたの感情装置であり、辺縁系で生きている。

【語句の意味】

★前頭葉(ぜんとうよう) ： 大脳皮質の前方部。特に前頭葉の連合野（前頭前野）はすべての大脳皮質・大脳基底核・視床・視床下部・小脳・脳幹との間に広範な線維連絡を持ち、意志・思考・創造など高次精神機能と関連している。

★辺縁(へんえん)： へりの部分。末端。

★頭頂葉(とうちょうよう)： 大脳両側の最上部と後部を占める領域。空間に関する認知などに関わる。

[広辞苑 第七版]

【探究テーマ】

あなたの中に住んでいるチンパンジーが暴れ出したら、あなたは今後どのように対応しますか？

シミュレーションしてみよう。

（もちろん、その対応方法はこの先に書かれていますので、お楽しみに！）

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