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2023年11月2日

【探究授業】:「プロレスラー社長」 ギブアップ寸前からの逆転劇 〜経済〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら!

https://youtube.com/live/ic5JFm1KVz8?feature=share

 

新潟市の金型メーカー坂井精機・坂井良宏社長は、覆面プロレスラー「スーパー・ササダンゴ・マシン」としても活躍している異色の経営者です。

坂井さんの会社はパソコン、自動車部品などの金型をつくっています。

ところが、新型コロナウイルスが流行しだした2020年には売上が7割も減少してしまいます。

宣伝に力を入れても売り上げを伸ばすことができません。

そこで、坂井社長には、ある秘策が思い浮かびます。

2023/11/2読売新聞】

新潟市東区の金型メーカー「坂井精機」社長坂井良宏は、もう1つの顔をもつ。新潟名物・ささ団子のコスチュームで人気を博す覆面レスラー「スーパー・ササダンゴ・マシン」だ。コロナ禍で会社が苦境に陥り、「まさにギブアップ寸前だった」が、起死回生の一手となったのが、レスラーとしての自分の姿を再現したプロモデル開発だった。

東京を拠点にプロレスラーとして活動していた坂井は2010年、二代目社長の父・良夫が心筋梗塞で倒れたことをきっかけに、いったんリングに別れを告げた。幸い手術は成功。父の下で約10年間、経営を学び、コロナ禍の20年6月、3代目社長に就任した。

当時、自動車部品を中心に金型製造の受注は減少し、売り上げはコロナ前の約7割に落ち込んだ。

営業に力を入れても受注が伸びない状況下、もともと大好きなプラモデルが頭に浮かんだ。

プラモデルは幅広い年代に親しまれており、精密プラスチック金型の製造ノウハウを生かすことで自社技術のPRにもつながると考えた。

1年の試行錯誤の末、全6色、パーツ約100個を組み立てる高さ15センチのプラモデルを完成させた。今年1月、専用サイトで1体5500円で販売を開始した。「10年で1万体売れれば」という見込みを上回り、10月までに約3000体が売れた。今後5年間で10種類ほど開発する予定だ。

【語句と意味】

★苦境(くきょう): くるしい立場(たちば)

★就任(しゅうにん): ある役目(やくめ)につくこと。

★製造(せいぞう): 商品(しょうひん)として売るためのものをつくること。*学研新レインボー小学辞典

【探究テーマ】

坂井社長は「好きなこと」(プロレス)・「できること」(金型技術)・「求められていること」(プロレスラーのプラモデル)の3つをかけ合わせて大成功を収めました。あたたの「好きなこと」「できること」「求められていること」をかけ合わせてできることを考えてみよう。

★人生成功の公式

好きなこと(want) × できること(can) × 求められていること(needed)=すべきこと(should)

 

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