【探究授業】：走る無印、飛ぶセブン買い物弱者を救え〜経済〜

こんにちは、藤野雄太です。

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ふだんの生活で買い物に困る「買い物弱者」が増えています。

スーパーやコンビニなどのお店が５００メートル以上離れ、自動車の利用が難しい６５歳以上の高齢者は、2030年代以降は1000万人以上も増える見通しです。

私たちは買い物弱者という社会問題をどのように解決していけばよいのでしょうか。

【2024/1/29 日経新聞】

日常的な買い物に困る「買い物弱者」が増えている。

農林水産政策研究所は、店舗まで500メートル以上離れ、車の運転も難しい高齢者が15年に10年比13%増の824万人と推計する。人口に占める65歳以上の割合が30年代に30〜34%、50年代には37%に達する見通しのなか、30年代には買い物弱者が1000万人以上となる可能性が高い。

セブン―イレブン・ジャパンは25年度にも店舗から離島へのドローン配送の実用化を目指している。福岡市内のコンビニから、約600人が暮らす能古島までドローンが商品を届ける実証実験を実施。セブン独自の商品配送サービス経由で注文を受け、約5キロ離れた能古島まで約10分で商品を届けた。

生活雑貨店「無印良品」を運営する良品計画は、山形県酒田市や北海道函館市など複数の地域で移動販売を展開している。店舗から食品や日用品を積んだ専用車両が山間地などを回る。出張販売も実施し、花見川団地（千葉市）では毎週土曜に空き店舗内に商品を並べる。

家電量販最大手のヤマダホールディングスは、店舗から電球一つの交換にも駆けつける「ご用聞き」に力を入れる。山田昇会長兼社長は「顧客から信頼される店舗の販売員を増やしたい」と語る。買い物弱者の課題に向き合うことは、小売企業が存在理由や覚悟を問い直す契機となる。

【語句と意味】

★弱者(じゃくしゃ)：力(ちから)・権力(けんりょく)・勢力(せいりょく)がない弱(よわ)いもの。

★推計(すいけい)：おおよその数量(すうりょう)を計算(けいさん)すること。

★離島(りとう)：陸地(りくち)から遠(とお)くはなれた島(しま)。

*学研小学国語辞典、例解新国語辞典

【探究テーマ】

買い物弱者を支援する方法を考えてみよう。

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