こんにちは、藤野雄太です。
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アフリカの国であるソマリア沖にあるエデン湾は、世界中の船乗りにとって恐怖の場所となっています。
理由は海賊が頻繁にあらわれるからです。
現代では海賊行為は犯罪とみなされているのにもかかわらず、なぜ海賊が出てくるのでしょうか?
【2024/3/21 読売KODOMO新聞】
人類最古の歴史書と言われているのが、古代ギリシャのヘロドトスが書いた「ヒストリア」です。今から2500年近く前に書かれた本ですが、すでに地中海で暴れまわる海賊たちのエピソードがのっています。さらに古いギリシャ神話の中にも海賊は登場します。つまり海賊は、人類が記録するよりもはるか以前から、存在しているようなのです。
ヨーロッパとアフリカに挟まれた地中海は、古代から貿易がさかんでした。今から2000年以上前に、地中海一帯を支配していた古代ローマは海賊たちに悩まされていました。アフリカから穀物を運ぶ船が襲われ、ローマ市民のパンが不足することもあったのです。
15世紀半ばになると、ヨーロッパの国々が船を使って世界中に勢力を広げる時代となります。この時代のことを大航海時代と呼びます。この時代の有名人がコロンブスです。コロンブスはスペインの女王の支援を受けて、1492年にアメリカ大陸に続く航路を見つけました。これをきっかけに、スペインはアメリカ大陸の先住民から金やなどを奪い取り、船で持ち帰るようになります。
現代では海賊行為は犯罪とみなされています。それでも、まだ海賊は存在しています。
海賊の正体はソマリアの漁師たちです。多くの貿易船が行き交うアデン湾で、小型のボートで船に近づき、銃やロケットランチャーで脅します。そして、狙った船に乗り込むと、船員を人質にとって身代金を要求するのです。
漁師たちが船を襲う理由は、生活が貧しいから。ソマリアは201年以上にわたって国内の勢力同士が戦う内戦が続いていて、人々は暴力やテロ、干ばつによる食糧不足に苦しんでいます。また、内戦続きのソマリアにはしっかりした政府がないため、海賊を取り締まることもできないのです。
【語句と意味】
★最古(さいこ) : もっとも古(ふる)いこと。
★貿易(ぼうえき): 外国(がいこく)と品物(しなもの)のとりひきや、売(う)り買(か)いをすること。
★穀物(こくもつ): コメ、ムギ、トウモロコシ、マメなど、人間(にんげん)の主食(しゅしょく)となる作物(さくもつ)。
*例解新国語辞典(一部改編)
【探究テーマ】
ソマリア沖の海賊被害を減らす方法を考えてみよう。
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