こんにちは、藤野雄太です。
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鹿児島県の屋久島には、
他の県と比べて極端に小さい植物が80種以上も存在します。
なぜ、屋久島の植物だけが小型化しているのか、
科学者がそのナゾを解き明かそうとしています。
あなたは、なぜだと思いますか?
【2024年7月26日 朝日新聞】
茎や葉の長さが5センチにも満たない植物のミニチュア化は、砂漠や北極圏、高山帯ではよく知られた現象だ。ふつう植物は大きく育つ方が光を受けて光合成をしやすく、ほかの植物との生存競争で有利だが、小型化することで厳しい環境ストレスを減らせる。成長を犠牲にする代わりに、生き残りをかけ、周囲の環境に対応して変化する「適応進化」だ。
研究チームが注目したのは、屋久島にすむヤクシカ(ニホンジカの亜種の一つ)だ。
20~22年に屋久島の標高の高いエリアで、ヤクシカが食用に好む植物30種と好まない植物10種の計40種について、島外に分布する同じ種や最も近縁の種の計40種とともに、全部で1908個体の茎や葉の長さを計測した。
その結果、屋久島のイッスンキンカは島外の近縁種の大きさの0・16倍、ヒナボウフウが0・34倍、ヤクシマムグラが0・39倍など、ヤクシカが好む植物種の多くは島外の同種・近縁種の大きさの約半分から10分の1まで(平均0・39倍)と小さかった。
一方、ヤクシカが好まない植物は、例えば、コバノイシカグマは島外の0・88倍、ヤクシマママコナは0・84倍など、ほかの地域の平均0・97倍で大きな違いはなかった。屋久島という隔離された空間で、天敵がなくヤクシカが高い密度で存在したことで、80種類以上という世界的にも大きな規模でミニチュア化が進んだのではないかとみている。
【語句と意味】
★現象(げんしょう): 見(み)たりさわったりして知(し)ることができるような、あるなにかの形(かたち)をとって、あらわれたことがらやものごと。
★適応(てきおう): ある状況(じょうきょう)や条件(じょうけん)にうまくあてはまること。あてはまるように変化(へんか)すること。
★光合成(こうごうせい): 植物(しょくぶつ)が光(ひかり)のエネルギーを利用(りよう)して、二酸化炭素(にさんかたんそ)などから炭水化物(たんすいかぶつ)をつくりだす働(はたら)き。
【例解新国語辞典・学研小学国語辞典 一部改編】
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