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2024年8月7日

知的好奇心に火をつける探究授業:世界最小人類「フローレス原人」の化石発見 〜科学〜 vol.807

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら!

https://youtube.com/live/DRY1423m8sQ?feature=share

 

東大などの研究チームは、インドネシアのフローレス島で、

世界で最も小さい人類「フローレス原人」の上腕骨を発見したと発表しました。

身長は100センチほどと推定されます。

人類は原則として進化進化にともない大型化してきました。

なぜ、フローレス原人は小型化という戦略をとったのでしょうか?

202487日 読売新聞】

インドネシア・フローレス島で発見された小型の人類「フローレス原人」について、東京大などの国際研究チームは、これまでに見つかった人類化石の中で最も小さい大人の上腕骨を発見したと発表した。見つかったのは約70万年前の地層で、身長は100センチほどと推定される。

チームによると、現代人と同程度の大きさのジャワ原人が100万年前頃に島へ渡来し、その後、小型化してフローレス原人となったと考えられている。島の洞窟にある約6万年前の地層では、世界最小となる推定身長約106センチの骨格が見つかっていた。

今回の上腕骨は2013年、島の別の地点にある約70万年前の地層で見つかった。チームは顕微鏡を使うなどした解析の結果、大人の骨で、身長はこれまでより6センチほど低い約100センチと推定している。

これまでの化石の記録では、人類は原則として進化にともなって大型化しており、フローレス原人がなぜ小型化したか議論が続いている。東大総合研究博物館の海部陽介教授(人類進化学)は「フローレス原人が孤島に渡ってから30万年以内に劇的に小さくなり、その後も小柄な体格を維持していたことがうかがえる。小型化に何らかのメリットがあったのだろう」と話している。

【語句と意味】

★人類(じんるい): サルから進化(しんか)してきた、いきものの分類(ぶんるい)の一種(いっしゅ)としてみたときの人(ひと)のこと。

★地層(ちそう): 土(つち)や砂(すな)、石(いし)などが、ながい年月(ねんげつ)のあいだにつみかさなってできたもの。

★解析(かいせき):ものごとを要素(ようそ)ごとにわけて、くみたてをはっきりさせること。

 

【例解新国語辞典・学研小学国語辞典 一部改編】

【探究テーマ】

人類は原則として進化にともない大型化してきました。なぜ、フローレス原人は小型化という戦略をとったのかを考えてみよう。

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