こんにちは、藤野雄太です。

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岸田文雄総理大臣は９月に行われる自民党の総裁選に立候補しないことを発表しました。

最大の原因は国民から「政治とカネ」の問題を批判され、世論調査で支持率が低い状態が続いていることです。自民党総裁選に向け、国会議員が続々と立候補を表明しています。

【2024年8月22日 読売KODOMO新聞】

岸田さんが首相に就任したのは２０２１年１０月。新型コロナの感染症対策を進めつつ、コロナ禍で低迷していた日本経済を立て直すという難しい課題に取り組みました。

一方で、自民党のグループ「派閥」がルールを破ってお金を集めていた「政治とカネ」をめぐる問題が起き、自民党のトップである岸田さんの対応に批判が集まりました。

また、物価高で国民の生活が苦しくなり、人気は低迷しました。

この「不人気」が辞任の理由です。

日本は、「議員内閣制」を採用しています。国会議員が、同じ国会議員のなかから首相を選ぶ制度です。今の国会では自民党と公明党の与党が過半数を占めていて、人数の多い自民党トップの「総裁」が国会の首相指名選挙で次の首相に選ばれます。

このため、９月２７日に投開票される自民党の総裁選挙に、誰が出るのかに注目が集まっています。

若手の小林鷹之さんが最初に出馬を正式に表明したほか、ベテランの元幹事長・石破茂さん、初の女性トップ誕生の期待が集まる高市早苗さんなど、たくさんの人の名前が挙がっています。

【語句の復習】

★就任(しゅうにん)： 仕事上(しごとじょう)のポストにつくこと。

★派閥(はばつ)： 政党(せいとう)などのなかで、考(かんが)えや利害(りがい)を同(おな)じくするものどうしが集(あつ)まってつくったグループ。

★議院内閣制(ぎいんないかくせい)： 国会（こっかい）が内閣(ないかく)を選(えら)び、内閣(ないかく)が国(くに)を運営(うんえい)する仕組(しく)み。

＜例解新国語辞典・学研小学国語辞典 一部改編・他＞

【探究テーマ】

あなたは自民党総裁選立候補者の誰を支持しますか？その理由も書きましょう。