こんにちは、藤野雄太です。
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私たちの体を作り体内のさまざまな反応を担うたんぱく質は、細胞内で作られたアミノ酸が、長い「ひも」のように連なってできている。機能のカギは、ひもが折りたたまれた複雑な立体構造にある。構造を正確に予測することは難しかった。化学賞に決まった米ワシントン大のデイビッド・ベイカー氏は、2003年にコンピューターを使ってアミノ酸の配列から、狙った機能を持つ新たなたんぱく質を設計することに成功。英グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビス氏とジョン・ジャンパー氏はAIの深層学習や強化学習などを活用して、予測の精度を飛躍的に向上させたプログラムのAFを開発した。
18~20年に公開されたAFやAF2は、これまで試料を使って数年かかることもあったたんぱく質の構造決定を、わずか数時間でできる。創薬や、病気の原因究明の加速が期待さる。
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