こんにちは、藤野雄太です。
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ハリガネムシはカマキリに寄生して、カマキリの行動を操ることができます。
カマキリの体をハイジャックして行動を操作するのです。
いったいどのようにしてハリガネムシはカマキリを操っているのでしょうか?
【日経新聞 2023/11/26】
生物の遺伝子は通常、親から子へと受け継がれる。だが別の生物へと遺伝子が「飛び移る」こともあり、それが生物進化にイノベーションをもたらしていることが分かった。ヒトなどの脊椎動物では細菌から手に入れた遺伝子が目の進化のカギになったという。
秋になると川や池のほとりでカマキリを見かけることがある。うろうろと歩き回って水の中に飛び込むと、カマキリの腹部の先端から細長い生き物が出てくる。このハリガネムシという寄生虫に恐ろしくも行動を操られていたのだ。
ハリガネムシは水中で繁殖し、幼虫は水生昆虫の幼虫に寄生する。羽化した水生昆虫がカマキリに捕食されると、今度はカマキリに寄生する。成長したハリガネムシはカマキリを操り、繁殖のために川や池に飛び込ませる。実に巧みな戦略だが、一体どうやってカマキリの行動を操作できるようになったのだろうか。
理化学研究所や京都大学などのチームは10月、謎に迫る研究成果を発表した。ハリガネムシの遺伝子を網羅的に分析すると、カマキリの遺伝子と似た配列が約1300個見つかった。カマキリのDNAの一部がハリガネムシのDNAに取り込まれた「水平伝播(でんぱ)」とみられる。遺伝子が「飛び移った」わけだ。
ハリガネムシは多数の遺伝子の水平伝播によってカマキリの体を動かす「合鍵」を手に入れ、カマキリの体を「ハイジャック」するような形で、行動操作という複雑な戦略を実現したようだ。
【語句と意味】
★遺伝子(いでんし): 遺伝(いでん)によって、どのような性質(せいしつ)が親(おや)から子(こ)へ伝(つた)わるのかを決(き)める物質(ぶっしつ)。
★繁殖(はんしょく): 動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が、どんどんうまれ、ふえること。
★伝播(でんぱ): 伝(つた)わり広(ひろ)がっていくこと。
*学研小学国語辞典、他
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