こんにちは、藤野雄太です。

小６と中３を対象にした文科省の「全国学力・学習状況調査」（全国学力テスト）が昨日4/19に実施されました。

小６算数でプログラミング問題が初登場、中３国語では文書作成ソフトのコメント機能を扱った問題など新傾向の問題が多数出題されました。

 

問題をパッと見ただけでも図やグラフが多く、今までの一問一答形式の単純な知識を問うテスト問題とは別物になっていることが分かる出題でした。

思考力・判断力・表現力を重視した新学習指導要領を強く反映した出題です。

今年度の問題はどのような傾向だったのでしょうか。

以下、本日主要紙からの引用です。

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○日経新聞

小学6年と中学3年が参加する全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）が19日、実施された。4年ぶりの理科は実験や観察を取り入れた設問を増やし、主体的に問題を解決する思考力を重視した。

 

特徴的な設問として、小6の理科では昆虫の育ち方と食べ物を友人らとまとめた表を基に「どんな問題を見つけて解決するか」を考えさせるパターンを初めて出題した。

身近なものを題材に、観察や実験を通じて問題を解決していく観点も重視。中3理科では、タッチパネルの反応が水分に関係するか確かめる実験を取り上げた。

 

小6算数は初めてプログラミングを題材に選び、正三角形を正しく書く条件を考えさせた。

 

○読売新聞

小学６年と中学３年の約２０８万人が参加する全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）が１９日、国公私立の小中学校で行われた。国語と算数・数学のほか、４年ぶりに理科を実施した。昨年度の小学校に続き、中学校も新しい学習指導要領に基づいて出題された。

 

新指導要領は２０２０年度から小学校、２１年度から中学校で実施されている。思考力や判断力、表現力を重視しており、テストでは、日常生活での問題解決を意識した出題が目立った。

 

中３国語では、ＡＩ（人工知能）やロボットなどを活用した「スマート農業」を取り上げた。農林水産省のウェブページにある資料から引用し、スマート農業の効果を記述式で聞いた。

 

小６の算数では、「プログラミング」に関する問題が初めて登場。「直線を引く」「左に９０度回転する」などと正方形を描くプログラムを例示した後、正三角形の誤ったプログラムを示し、どのように見直したらよいかを考えさせた。

 

国立教育政策研究所の大金伸光・研究開発部長は「（新指導要領が求める）『主体的・対話的で深い学び』の趣旨を反映して作問した」と話す。各教科は会話文や図、イラストを多用しており、狙い通りの力が測れるのかが注目される。

 

○朝日新聞

国のＧＩＧＡ（ギガ）スクール構想などを背景に、初めてプログラミングを題材にとるなど、ＩＣＴ（情報通信技術）を扱った出題が随所に見られた。

 

小６の算数では、プログラミングを使って正方形や正三角形を書く問題を設定し、図形の構成について問うた。

中３の国語では、文書作成ソフトのコメント機能を扱った出題も初めてあり、コメント内容を踏まえて文章を記述させる問題があった。

中３の理科では、タブレット端末が指先で操作できる原理を下敷きにした問題も見られた。

このほか中３の数学で、ＳＤＧｓの気候変動をテーマにした出題もあった。

新学習指導要領が小学校は２０年度、中学校は昨年度に本格導入されたことを受け、小６の算数では「データ活用」を扱った出題があり、中３理科では「生物の特徴と分類の仕方」で、ある生き物を昆虫かどうか判別させる問題が出た。

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以上、引用ここまで。

 

1月の大学入学共通テストの平均点はセンター試験時代も含め過去最低点となりました。

今回の小中生全国テストも共通テスト同様に思考力・判断力・表現力が問われる出題傾向でしたので平均点が下がりそうですね。

従来の暗記中心の学習をしている生徒には対応が難しかったと思います。

時代が大きく変わっている今、勉強のあり方も大きく変わっています。

新しい時代、新しい学習指導要領に対応できる学びが求められていますね。

 

スイングアカデミーでは平日毎日１７時から新聞記事を題材に、

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全国テストで問われている日常生活や社会の問題解決能力は従来の暗記中心の学習では身につきません。