こんにちは、藤野雄太です。
以前、ある学校の先生が、このようなことをおっしゃっていました。
「この学校は優秀な子どもが多いけど、親の顔色をうかがう子が多いんだよな」
要するに、常に親のことを忖度しているのです。
これでは成績は優秀になっても、勉強で大切な主体性や意欲を高めることはできません。
では、親の顔色をうかがう子どもは、どのように伸ばしていけばよいのでしょうか?
本日ご紹介する子育て心理学協会代表理事・東ちひろさんは、親の意向をくみ取りすぎてしまう子どもには、選択肢を与え希望を伝える練習が必要だといいます。
以下、9/13日経新聞からの引用です。
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子どもにとって親に愛されることは喜び。親が笑顔になるように気持ちを読むのは本能的かつ自然な行動だが、自分の気持ちを押し殺してまで親の意向をくもうとするのは不自然だ。
子どもが親の意向をくもうとする理由は大きく2つある。
1つ目は親の叱責が厳しすぎるケース。「親に怒られたくない」「機嫌よくいてほしい」という気持ちが強まると、子どもは親の考えや気持ちを過剰に察して動くようになる。
2つ目は、そもそも子どもが性格的に察しのよいタイプであるケース。
親が叱らなくても「親はこう思っているだろう」と考えて行動する。親に遠慮しがちで「ママ(パパ)はきょうは疲れていそうだな」と感じると公園へ遊びに行きたい気持ちを我慢し、「行きたくない」と言うこともある。
子どもが親の意向をくみ取る場合、「文句を言わない」「塾や習い事に通うのを嫌がらない」など、親にとって「都合がよい」ことが増えるため気づかない場合も多い。
ただ「楽しい」「やりたい」という気持ちこそが子どもが育つベースなので、嫌な気持ちを押し殺しながら習い事や勉強をしても、十分に伸びない。
前者の、親の過度な叱責が原因となっているケースでは、以前は「これがしたい」「あれは嫌だ」と要望を口にしていたのに、最近は言わなくなったという子どもの変化がサインの一つとなる。
こうした自分の状況を理解した上で、過度な叱責をやめるための解決策は2つある。
一つは精神的に安定した人を見つけて関わり、子育ての悩みを相談すること。
もう一つは怒りを感じたときにその場を離れて他の部屋に行き、他のことをすること。
親の意向をくみ取る理由の2つ目、察しのよさが原因となっている場合は、子どもの忖度(そんたく)に親はより気づきにくい。そのような子は普段から自分の要望を控えがちだ。
親が選択肢を与え、リクエストを聞くようにするといい。「スイミング習ってみない?」と聞くと「親はプールに通ってほしいと思っているんだな」と感じ取ってしまう。
かといって「何かやりたいことある?」と聞くと、要望を出すことに慣れていない子は「ない」と答えがちだ。「近くにスイミングと剣道と体操教室があるけど、この中だったら何がやりたい?」などと選択肢を出して選ばせる聞き方がよい。
意見を言うのが苦手な子は、この先友達関係の中でも「本当は嫌だけど断れずに従ってしまう」場面がでてくるかもしれない。まずは家の中で意見を言う練習をする。
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以上、引用ここまで。
小学生にとって一番のご褒美はお母さんが褒めてくれることです。
だからこそ、子どもが親の意向をくみとることは自然なことでしょう。
しかし、本文にあるように忖度になってしまうと子どもの能力が伸びなくなってしまいます。
「選択肢を与えて子どもに選ばせる」というのは藤野が『すごい学習メソッド』で紹介した手法でもありますが、成績を上げるだけではなく子育て全般的に有効なメソッドです。
ぜひ、参考にしてみてください。
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