こんにちは、藤野雄太です。
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地球温暖化対策の会議COP27がエジプトで開催されています。
COP27とは「国連気候変動枠組条約第27回締約国会議」の略で、簡単に言うと世界の気候変動について話し合う会議(27回目)です。
これまでの会議は二酸化炭素など温室効果ガスを削減することが話の中心でしたが、今回は発展途上国への支援が注目されています。
いったい、どのようなことが話し合われているのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【2022/11/10 朝日新聞】
Q エジプトで開かれている温暖化対策の会議COP27では発展途上国(とじょうこく)への支援(しえん)が注目されているね。
A これまでは、温暖化の原因となる温室効果ガスを減らす対策が中心だった。
だが、すでに世界の平均気温は産業革命前に比べて1・1度上昇(じょうしょう)している。
温暖化した世界に、どう「適応」して、影響(えいきょう)を減らすか、という対策も大切になっている。
Q なるほど。
A 温暖化が進むと適応さえできなくなってくる。特に途上国は対策のお金に苦労する。対策が追いつかずに家や土地、そして人命を失うこともある。
途上国はこうした「損失と被害(ひがい)」(loss and damage)への救済策を、30年以上前から求めているんだ。
Q 途上国は先進国が支援するべきだと主張しているね。
A 先進国は経済発展する中で、大量の温室効果ガスを出した。
一方で、アフリカ諸国や島国などは、ほとんど排出(はいしゅつ)していないのに、温暖化のしわ寄せが来ている。
干ばつや海面上昇などのほか、この夏、パキスタンを襲(おそ)ったような大洪水(だいこうずい)などの気候災害が、温暖化により起こりやすくなっているという研究が次々と発表されている。
今回のCOPでは、お金を集める仕組みの検討が正式に議題になったんだ。
Q 先進国は応じるの?
A デンマークなど、お金を出すと宣言している国もあるが、米国を始め、多くは慎重(しんちょう)だ。温暖化の責任を問われ、支援が「賠償(ばいしょう)」と位置づけられると、際限なく広がってしまう。ただ、すでにある枠組(わくぐ)みを活用する考えもある。おたがいにどこまで歩み寄れるかだろう。
【語句の意味】
★発展途上国(はってんとじょうこく): 経済が発達の途上にある国。国民一人当り実質所得が低く、一次産品への依存度が高い。開発途上国。
★先進国(せんしんこく):経済や文化の面で比較的進歩した国。↔後進国
★産業革命(さんぎょうかくめい): 産業の技術的基礎が一変し、小さな手工業的な作業場に代わって機械設備による大工場が成立し、社会構造が根本的に変化すること。これにより近代資本主義経済が確立。1760年代のイギリスに始まり、1830年代以降、欧州諸国に波及。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
温暖化による発展途上国の救済策を先進国、後進国の立場でそれぞれ考えてみよう。
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