【探究授業】：髪を切らない美容室なぜ人気？〜経済〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

髪を切らない新しい美容室「ウルー」が店舗数を増やしています。

美容室といえば髪を切るところですよね。ウルーは髪を切らずに、いったいどんなサービスを提供しているのでしょうか？

今日は「髪を切らない美容室」をテーマに探究します。

【11/7 日経新聞】

大分市に本社を置くLecture（リクレ）は全国でも数少ない「ハサミを持たない美容室」だ。

シャンプー・ブローとヘアセットにサービスを絞り込み、20代後半〜40代の働く女性らが気軽に身支度を整えたり、気分転換できたりする場所を提供している。2021年から関東での出店も始めており、24年末をめどに直営10店体制の実現を想定する。

リクレは大分県出身の美容師、狩生志保社長が15年に設立した。

出産・子育てに追われた自身の経験から「女性の日々のシャンプー・ブローとヘアセットを代行するサービスは事業になる」と気づき、ヘッドスパも提供する複合店を大分市内に開いた。

ウルーの利用客は1回の滞在時間が約30分で、客単価は4000円程度。

プライベートな外出や大事な商談の前にプロの技術で身支度ができる。

帰宅前に立ち寄り、プライベートなおしゃべりも楽しむサードプレイス（職場でも自宅でもない第三の居場所）的に利用している人も目立つ。

ウルーのファンは着実に増えている。

美容室業界は新型コロナウイルス禍を経て、来店間隔が長くなったとされる。そうしたなか、パーマやカットなどより利用時間がかからないリクレは「2日に1回」や「ほぼ毎日」という頻度で利用する顧客をつかんでいる。

女性が一層活躍できる社会づくりを後押しする同社のようなサービスに対する需要は高まりそうだ。

【語句と意味】

★想定(そうてい)：かりに、ある条件(じょうけん)や様子(ようす)を定(さだ)めること。

★複合(ふくごう)：二つ以上(いじょう)のものが合(あ)わさって、一つになること。

★需要(じゅよう)：＜買(か)い手(て)が＞品物(しなもの)を必要(ひつよう)とすること。

【探究テーマ】

「髪を切らない美容室」は働く女性の心をつかみ、新しいマーケットを創造しました。

「髪を切らない美容室」のように、「○○しない、△△屋さん」を発案し、どんな新しい価値を提供するのかも書いてください。

例：「授業をしない塾」、提供する価値は「勉強のやり方を教えること」

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