こんにちは、藤野雄太です。
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昨年からラニーニャ現象の影響もあり、厳しい寒さが続いています。
1月には平均気温がいつもより3度以上低くなり、36年ぶりの寒さを記録しました。
そのため、エアコンなどがフル稼働となり使う電気の量が大幅に増え、電力不足に陥ってしまいました。
新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増えていることも少なからず影響しています。
1月12日には、使うことができる電力量に対して使用率が99%になった地域もありました。
100%を超えてしまうと大規模な停電「ブラックアウト」が起きてしまいます。
ブラックアウトとは大手電力会社がカバーするエリアの全てで停電が起きることです。
2018年に北海道で日本初のブラックアウトが起きました。
なぜ、ブラックアウトが起きるのでしょうか?
理由は電気の特徴にあります。
電気は「直流」と「交流」の2種類があります。
コンセントの電気は交流、電池の電気は直流といいます。
そして交流にも2種類があります。
目には見えませんが交流の電気は大きさや向きが波のように変わります。
1秒間に繰り返す波の数を「周波数」と呼びます。
ヘルツという単位を使い、東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツです。
実は日本のように1つの国に2つの周波数がある国は珍しいことです。
この原因は明治時代にまでさかのぼります。
日本は明治時代に電気を使い出したのですが、
当時の日本は自分たちで電気をつくることができませんでした。
そのため外国から発電機を輸入しました。
東京はドイツから輸入し、大阪はアメリカから輸入しました。
ドイツの発電機は50ヘルツ、アメリカの発電機は60ヘルツであったため、1つの国で2種類の電気が使われることになってしまったのです。
話をブラックアウトに戻しましょう。
電気は「使う量」と「つくる量」が同じでないと電気の品質(周波数)が下がります。
つくる量が使う量より多くなると周波数が上がり、逆のときは周波数が下がります。
このバランスが崩れると火力、風力などの発電所がストップします。
北海道では発電所がストップし、作れる電気の量が減ったため、周波数が下がり大停電が起きてしまいました。
持続可能なサステナブルな社会をつくるためには、日頃から電気の節約を意識することが大切です。
今日は電気の性質を知り、どのようにすれば電気を節約でき、サステナブルな社会を実現できるのかを探究します!
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