こんにちは、藤野雄太です。
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「原発」とは原子力発電(所)の略語です。
文字通り、「原子力」と「発電」という言葉で成り立っています。
「原子」とは、それ以上分解できない細かい粒子(つぶ)です。
全ての物質は原子からできていて、原子の中心には「原子核」があります。
原子核は陽子と中性子からできていて、その周りを電子が回っています。
ウラン235は、原子核に中性子がぶつかると原子核が2つに割れ、とてつもない熱エネルギーが発生します。これが核分裂です。
この熱で水を沸かして蒸気をつくりタービンを回し発電するのが原子力発電です。
「発電」とは電気を起こす(発生させる)ことです。
自転車のライトについている発電機は、タイヤが回ると発電機の中ではコイルの間の磁石が回り電気が発生します。
発電所の発電機は、タービンと一緒に電磁石が回り電気が発生します。
仕組みは自転車の発電機も発電所の発電機も同じです。
発電所には、いくつかの種類がありますので見てみましょう。
①火力発電
ボイラーで石炭、石油などの化石燃料を燃やして蒸気をつくります。
その力でタービンを回し発電します。
メリットは低コストで大量の電気をつくれること。
デメリットは二酸化炭素を出すため地球温暖化につながることです。
②原子力発電
メリットは効率的に大量の電気をつくれることができ二酸化炭素を出さないこと。
デメリットは津波などの被害で放射性物質を外にもらす可能性があることです。
③風力発電
風の力で風車を回し電気をつくります。
メリットは風の力を利用するので燃料がいらなく、二酸化炭素を出さないこと。
デメリットは天候に左右されることです。
④水力発電
ダムなどで水が高いところから落ちる力で水車を回し、発電機で電気を起こします。
メリットは燃料が必要なく二酸化炭素を出さないこと。
デメリットは水力発電所をつくるコストが高いことです。
⑤地熱発電所
火山地帯などの地中深くから取り出した蒸気でタービンを回し発電します。
地球内部の熱をエネルギー源として利用する発電です。
メリットは燃料が必要なくクリーンなエネルギーであること。
デメリットは大容量の発電所ができにくく大量生産に向かないことです。
⑥太陽光発電
太陽の光を利用して太陽電池で発電させる方法。
メリットは燃料が必要なく二酸化炭素を出さないこと。
デメリットは天候に左右されること、設置費用が高いこと、景観が損なわれることなどです。
③から⑥を「再生可能エネルギー」とよびます。
再生可能エネルギーとは石炭、石油など限りがある化石エネルギーとは異なり、太陽、風など自然界に存在するエネルギーのことです。
特徴は二酸化炭素を出さない、枯渇しない、どこにでもあるの3点です。
★探究テーマ
日本は二酸化炭素を排出する火力発電に依存する割合が高く、再生可能エネルギーは17%程度です。
菅総理が表明した2050年までに温室ガス実質ゼロを達成するためには、この比率を変える必要があります。
どうすれば、変えることができるでしょうか?
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