原子力発電は比較的安いコスト、少ない燃料で大量の発電ができます。
1キロワットの電気をつくるコストは太陽光の3分の1です。
二酸化炭素を出さないため地球温暖化対策にも有効です。
これらの意味では、とても便利な発電手段と言えます。
もちろん、原発は良いことばかりではありません。
処理することができないほどの核廃棄物が出てきます。
原料の天然ウランは化石燃料より早く枯渇することが予想されています。
東日本大震災の時のように放射線が外にもれたら、甚大な被害につながります。
日本では震災前には原発が54基ありましたが、現在は33基まで減りました。
そのうち再稼働しているのは9基だけです。
では、世界の原発を見てみましょう。
原発の数が最も多い国の1位はアメリカの94基で、全発電量に対する原発の割合は19%です。
2位はフランスの56基で割合は72%、
3位は日本の54基(稼働は9基)で割合は6%、
4位は中国の50基で割合は4%、
5位は38基のロシアで割合は19%、
6位は24基の韓国で23%です。
このうち、韓国は2080年には脱原発を予定しています。
それ以外の国は、今後も原発を使用します。
上記ランキングには入っていませんがドイツは2022年までにすべての原発を廃止することを宣言しています。
話がそれますが、フランスの原発依存割合は72%と突出しています。
なぜだと思いますか?
1つは、フランスの原子力技術は世界トップクラスだからです。
放射線を発見したアンリ・ベクレルはフランス人です。
2つは、フランス人の誇り高い性格です。
それゆえ外国に頼ることを嫌い、電気エネルギーだけでなく食料も時給にこだわっています。
(フランスの食料自給率は127%!日本は38%)
話を原発に戻しましょう。
日本は原発に依存するのは可能な限り減らし、再稼働は安全最優先でしていく方針です。
震災後には、世界一厳しいと言われている安全基準を導入し、
再生エネルギーを主要電源の1つと位置づけています。
再生エネルギーは二酸化炭素を排出しないためクリーンな電源ですが、天候に左右されるため原発のように安定的に大規模な電気を供給できる電源が不可欠です。
○探究テーマ
あなたは、原発に賛成・反対どちらですか?
その意見も述べてください。
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