こんにちは、藤野雄太です。
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宇宙で人はくらすことができるのでしょうか?
もちろん、答えはイエスです。
いまは、一般人が宇宙旅行をすることができる時代です。
世界一のお金持ちことイーロン・マスクさんは「火星移住計画」という壮大なプロジェクトを掲げています。
しかし、人間が宇宙に住むためにはいくつかの問題を解決しなければなりません。
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【2022/4/30 朝日新聞】
のの 宇宙に人は住めるのかな。
先生 宇宙と地球は環境がぜんぜん違うから簡単じゃないと思うよ。
のの 環境が違うってどういうこと? 空気がないことかな。
先生 それだけじゃないんだ。地球には重力があるでしょう。人間の体は、重力の中でうまく働くようにできているの。でも宇宙には重力がないから、宇宙にいくと体にいろいろな変化が起こるんだよ。
のの どんな変化?
先生 まず、最初の数日間は「宇宙酔い」がおこる。
のの 治るの?
先生 宇宙酔いは数日で治るといわれているけど、体の変化はそれだけじゃなくて、「体液シフト」というのも起こるよ。
のの それは何?
先生 水を入れた袋をイメージしてみて。地球には重力があるから、水は下の方にたまるよね。同じように、人間の血液などの体液も、放っておくと体の足のほうにたまってしまう。すると人間にとって大切な「脳」に血液がいかなくなってこまるから、人間のからだは血管を収縮させるなどして、体液が全身をうまく回るように調節しているの。
のの そうなんだ。
先生 ところが宇宙にいくと、今度は逆に頭の方に体液がたまってしまう。ずっと逆立ちしているような感じになって、顔がむくんだり、足が細くなったりするんだよ。顔がほてったり頭痛がしたりする。でも、これも数日でおさまるようだね。
先生 そうだね。ほかにもっと長い期間の影響もある。
重要なのが骨と筋肉。
無重力だと体に重さがかからないから、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のように骨の密度が下がってしまうし、筋力もおとろえる。
宇宙で1日過ごすと、地上で2日間寝たきりで過ごしたのと同じくらい筋力が下がるらしいよ。
そうならないよう、宇宙飛行士たちは毎日2時間、自転車のような装置をこいだり機械でランニングをしたり、といった運動をしているんだ。
先生 宇宙にはもう一つ、放射線というリスクもある。
地球では、磁場(じば)やオゾン層が太陽からくる体に有害な放射線をさえぎってくれるけど、宇宙空間ではそれがないから、さらされる放射線が強い。
宇宙服や宇宙船が守ってはくれるけれど、もし宇宙に暮らす場合は、より強力に放射線をさえぎるしくみも必要になるんだよ。
【語句の意味】
★重力(じゅうりょく): 地球上の物体に下向きに働いて重さの原因になる力。
★収縮(しゅうしゅく): ちぢまること。また、ちぢめること。
[広辞苑 第七版]
★放射線(ほうしゃせん):
放射性元素の崩壊に伴って放出される粒子線または電磁波。
・放射: 中央の1点から四方八方へ放出すること。
・放出:はなちだすこと。ふきだすこと。ほとばしりでること。
[広辞苑 第七版]
放射性元素がこわれて、ほかの元素に変わるときに出る微粒子や電磁波の一種。
[例解学習国語辞典]
★元素(げんそ)
すべての物質のもとになる、それ以上わけることのできないもの。
酸素、水素、炭素、金、ウランなど。
【探究テーマ】
あなたは将来に宇宙で暮らしたいですか、暮らしたくないですか?
その理由も考えましょう。
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