こんにちは、藤野雄太です。
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牙がないゾウがアフリカで増えています。
米プリンストン大学のロバート・M・プリングル教授らにより、衝撃の事実が発見されました。
その事実とは・・・
それでは、本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【1/23 日経新聞】
ゾウたちの姿を変えたのは、象牙狩りによって牙のない生涯を強いられた悲しき進化だった。
ゾウの象徴ともいうべき牙は、挨拶のようなコミュニケーションから、木の皮をはいだり、土を掘ってミネラルを摂取したりする食事まで日々の暮らしを支えている。
牙は生きるのに有利に働く。
生まれつき牙がないアフリカゾウは自然界では珍しい。だが研究チームがモザンビークのゴロンゴーザ国立公園で調べると、牙がないメスの割合は、以前の18.5%から50.9%にまで増えていた。
統計解析の結果、牙がないメスは牙があるメスより生き残る可能性が約5倍高かったという。
モザンビークでは、1977年~92年にかけて内戦が続いた。
闇市場で高値で取引される象牙の密猟が横行し、園内のアフリカゾウの個体数は戦前の約2500頭から戦後は200頭ほどに減った。
生き残るために牙を手放したようだ。
進化の原動力の一つが自然選択だ。
一定の確率で遺伝子に突然変異が生じ、繁殖に有利な場合は新しい性質が根付く。
どの生物が進化していくかは自然環境と偶然が決めていたが、牙がないゾウは象牙を金銭価値ととらえる人間の意思が生み出した。
人間の活動が生物を変えた例は他にもある。
ヘルシンキ大学などによるとフィンランドにすむモリフクロウは、茶色の個体が増えた。
もともとは雪になじむ灰色の羽だったが、地球温暖化が進むと寒い地域では雪が減る。
大地や木々の色に似せた茶色の方が天敵のワシミミズクから逃れやすくなった可能性がある。
鹿児島県の奄美大島で暮らすアマミハナサキガエルは、人が持ち込んだマングースから逃げるために脚が長くなった。
跳ぶ回数も増え、持久力が高まっていた。
小峰助教は「マングースがいなくなったにもかかわらず、脚の長さは世代を超えて伝わっている」と話す。
逃げ足が速いのは一見歓迎できそうだが「脚の発達や持久力の強化はエネルギーの浪費につながり、その分のしわよせが体のどこかにくる」
○自然選択
生存や繁殖に有利な性質が残っていくことを自然選択という。
生物が繁殖する中で個体に変異が生じて遺伝し、生存や繁殖に個体差が見られると自然選択が進む。
短期間で自然選択が進んだ例として、オオシモフリエダシャクの工業暗化がある。このガは木を覆う「コケ」の淡い色をまね、鳥に食べられるのを免れていた。
英国での大気汚染で「コケ」が枯れると、1800年代後半から、木の色に近い黒い色が増えた。1950年代に法律によって大気が浄化され始めると再び淡色が急激に増えた。
【探究テーマ】
象牙の密猟はゾウの「自然選択」に深刻な運命をもたらしています。
また、オオシモフリエダシャクやアマミハナサキガエルに関しても人間が自然選択に悪影響を与えています。今日の事例から1つを選び、持続可能な社会を実現するために何ができるかを考えてみよう。
【語句の意味】
★象牙(ぞうげ):ゾウの牙(きば)。
★自然選択(しぜんせんたく):生存や繁殖に有利な性質が残っていくこと
★繁殖(はんしょく):動物や植物が新たに増えること
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