こんにちは、藤野雄太です。
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うめ立て地はどのように作るのでしょうか?
ただ、海に土を埋めるだけでは安全な土地を作ることができません。
また、うめ立てるためには大量の土が必要ですが、どこから持ってくるのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう!
【3/12朝日新聞】
ののちゃん 日本には、昔から人の手でうめ立てた土地があるって聞いたんだけど、本当なの?
藤原先生 うん。古いものとしては、平安時代の末期に平清盛が現在の神戸港で行った工事が有名ね。東京湾では、徳川家康が江戸に入ったころから始められたそうよ。
いまの日本橋や日比谷あたりは江戸時代にできたんだって。
日本は海に囲まれ、平地も少ないからね。
のの どうやってうめ立てるの?
先生 日本埋立浚渫(うめたてしゅんせつ)協会によると、まずは「地盤改良」といって、海の底を固くするの。海の底は水を含んだ土の層が横たわり、重いものをのせると沈んでしまう。そこにセメントを混ぜて土を強くするんだ。
次に「護岸」という囲いを石やコンクリートでつくり、その中に土砂を入れていくそうだよ。
のの うめ立てにごみを使っているとも言うよね。
先生 そう。土砂以外にも関東大震災など災害で出たがれきも使われたけど、ごみも江戸時代から使われているの。この20年ほどの東京湾でのうめ立てはほとんどがごみによるものなんだって。現在も23区内の家や会社などから出たごみがうめ立てられているんだよ。
のの そのままうめているの?
先生 かつては生ごみをそのままうめ立てていたけど、ハエやネズミが大量に発生するなど社会問題にもなったので、1970年代から「サンドイッチ工法」といううめ立てがされるようになったの。
「サンドイッチ工法」はごみを3メートルほど積み、その上に厚さ50センチの土をかぶせる。次に谷にごみをうめていく。それを繰り返して高さ30メートルまでしていくんだって。風での散らばりやにおいを防ぐほか、害虫や火災の発生も防ぐんだって。
現在のうめ立てはあと50年以上は大丈夫そうだけど、もう東京湾には新たにうめ立てるところがないんだって。ごみの減量やリサイクルを進め、1日でも長く使い続けていく必要があるよね。
【語句の意味】
★地盤(じばん):地の表面。地殻(地球の最外層)。
★改良(かいりょう):悪いところを改めてよくすること。
★護岸(ごがん): 海岸・河岸・湖岸および堤防を保護して水害から防ぐこと。また、そのための工作物。
[広辞苑 第七版]
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