こんにちは、藤野雄太です。
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服が作られてからお店に並べられるまでには大量のエネルギーを使用します。
また近年「ファストファッション」と呼ばれる短い期間で消費される服が増えていることから、
環境に対する負荷は日に日に増しています。
服の大量生産、大量廃棄を続けていたら地球が持続しません。
今日はファッション業界が抱えている課題、服の未来について探究しましょう。
【朝日中高生新聞】
一年間に日本で廃棄された衣料品は51.2万トン。
そこには、お店で売れ残り、一度も着られることなく捨てられた服も含まれます。
いま、衣料品の廃棄を減らす取り組みが急がれていて、業界全体として対策に乗り出す団体もできました。
素材や服をつくる各社は、環境に配慮した生産を進めています。
流行に合わせて安い衣料品(ファストファッション)を大量に生産することとや、廃棄する量が増えていることが近年、問題になっています。
環境省は昨年、サステナブル(持続可能)なファッションを広く呼びかけるウェブサイトをつくりました。
ここで公表された報告書によると、2020年の1年間に国内で新たに供給された衣料品は81・9万トン。
一方、家庭や事業所から出た使用済みの衣類は78・7万トンで、このうち65%にあたる51万トンがごみとして廃棄されました。
また、売れ残るなどした2万トンの衣類がそのまま捨てられていました。
環境への影響も深刻です。
国内で1間に供給される衣類に関して、製造から廃棄までに排出される二酸化炭素は9500万トン。
世界では21億600万トンにのぼります。
衣料品メーカーは、流行を予想して売れそうな商品を出しますが、売り切れるとは限りません。
18年には、海外の有名ブランドが余った在庫を大量に廃棄していることがわかり、批判されました。
タグ付け替え再販売
売れ残った服の廃棄を減らそうと、在庫を買い取って販売するサービスがあります。
「Rename」です。
このサービスを展開する「FINE」の代表、加藤ゆかりさんは「廃棄の背景を知り、再販売したいと思いましたが、定価より安く売ることはブランドのイメージを傷つけると、ためらうメーカーも多かった。
そこで、タグを付け替えて販売することにしました」と話します。
サービスを始めた16年当時はメーカー側の問題意識も低く、なかなか受け入れてもらえなかったといいます。
しかし、環境問題や在庫の廃棄に社会の関心が集まるにつれ、問い合わせや依頼も増えたそうです。
加藤さんは「消費者は、知って選択することが大切です。
現状や背景を知り、服を買うときや手放すときにどうするのがより良い選択かを考えてほしい」と話します。
【語句の意味】
★廃棄(はいき): 不用として捨て去ること。
★衣料(いりょう): 衣服、また、その材料である布地などの総称。
★素材(そざい): もととなる材料。原料。
【探究テーマ】
服の大量生産・大量廃棄を続けたら地球が壊れてしまいます。
持続可能なファッション「サステナブルファッション」を実現するために、自分ができることを考えてみよう。
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