こんにちは、藤野雄太です。
本日の探究授業動画はこちら!
1日にトイレに行く回数は人によって異なりますが、だいたい5〜8回と言われています。
当たり前ですが、その度に水で流します。
では、トレイで流した水はどこに行くのでしょうか?
今日は「トイレの水はどこに行くの」というテーマで探究します!
【朝日新聞 2022/3/26】
のの トイレで流したものって、どこにいっちゃうんだろう。
先生 汚れた水はきれいにして、川や海に流しているんだよ。
のの どうやって?
先生 よく道路にまるいマンホールがあるでしょ。あの下には下水道管といって、汚れた水を流す管があるんだけど、学校のトイレだけじゃなくて、おうちのお風呂や台所で使った水もぜんぶ下水道管を流れて下水処理施設に運ばれていくんだ。
のの 水をきれいにするところ?
先生 そう。「水再生センター」という名前のところもあるね。
のの いっぱい汚れているのに、どうやってきれいにするの?
先生 給食でおみそ汁が出るでしょう。おわんに注いですぐのおみそ汁はにごっているけど、時間がたつとどうなる?
のの 透明になる!
先生 そう。みその粒や具が沈んで、上の方に透明なうわずみができる。下水処理のしくみもそれに似ていて、水の中の汚れを時間をかけて沈めて取りのぞいていくの。
のの ええっ?
先生 下水処理施設に流れてきた水には土砂や大きなゴミが混ざっているけど、これはすぐ沈むから簡単。問題はそのあと。まず、池で2~3時間かけて細かい汚れを沈める。それでも汚れは残るから、つぎに微生物の力をかりるんだ。
のの 微生物?
先生 そう。池の次は微生物がいっぱいいる「反応そう」。微生物は汚れを食べたり、体に汚れがついて沈みやすくなったりする。その水をさらに別の池にうつして、3~4時間かけて汚れを沈める。最後に消毒して川や海に流す。池の底の汚れは回収して燃やしてしまうんだ。
のの 飲めるくらいきれいなの?
先生 飲むのはむりね。でも、砂の層に水を通すろ過などで汚れをさらにとって、トイレの洗浄用に使っているところもあるそう。ただし、限界もあるんだよ。水にとけてしまう有害物質はとくに問題になるから、法律で流していい基準が厳しく決められているの。シアンなどの毒物で、水槽の微生物が死んでしまう危険もあるそうだよ。
【語句の意味】
★下水道(げすいどう): 下水や雨水を流す排水路、またはそれら全体の処理施設。
★微生物(びせいぶつ): 肉眼では観察できない微小な生物の総称。
★ろ過(ろか): 水その他の溶液をこして混じり物を除くこと。水などをこして清浄にすること。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
世界では約5億人の人が綺麗ではない水を飲料水として使用し、42億人が安全ではないトイレをつかっています。
SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」を実現するためにできることを考えてみよう。
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