こんにちは、藤野雄太です。
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スリランカのラジャパクサ大統領が今月13日に国を捨てて国外に脱出しました。
物価上昇などにより厳しい生活を強いられている国民が、生活が苦しいのは政府の責任だと大規模なデモを起こしたためです。
スリランカはインドの目と鼻の先にある小さな島国です。
自然が美しいため「インド洋の真珠」と呼ばれています。
長い間、ラジャパクサ一族が国を治めてきましたが、観光と紅茶以外に主な産業がないため中国に投資をしてもらってきました。
一帯一路という巨大経済圏の確立を目指す中国にとって、スリランカは地政学的に重要な国なので、中国にとってもメリットがあるのです。
しかし、新型コロナウイルス流行により、国内の観光業は大きな打撃を受け物価は急上昇します。
借金を返すことができなくなり困った政府は、4月に借金の返済を一時的にストップすると発表。
自国のことを「破産国家」であると宣言しました。
【2022/7/13日経新聞】
経済危機下のスリランカで13日、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が国外に脱出した。
20年弱にわたり中国の支援を受けたラジャパクサ一族による支配に幕が閉じた。
ラジャパクサ氏は13日に軍用機でモルディブに「逃亡」した。
ジャパクサ氏失脚の直接的な要因は経済運営だ。
スリランカでは新型コロナウイルスの発生により、国内総生産(GDP)の1割程度を占める観光業が低迷し、外貨が急減した。
スリランカでは国際商品価格の上昇や通貨下落で、燃料や食料といった生活必需品の不足や高騰が深刻だ。9日には数千人のデモ隊が大統領公邸などを占拠。
ラジャパクサ兄弟を裏で支えてきたのが中国だ。中国を中心に投資を積極的に呼び込んだ結果、01年に83億ドルだった対外債務残高は21年には507億ドルにまで増えた。
債務返済に窮したスリランカ政府はマヒンダ氏の大統領選敗北後の17年には、南部ハンバントタ港の99年間の運営権を中国側に渡している。援助と引き換えに権益を奪われる「債務のワナ」の典型例とも指摘された。
【語句の意味】
★外貨(がいか): 外国の貨幣。
★投資(とうし): 利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。
★債務(さいむ): 他人に対して一定の給付(行為)をなすべき義務。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
スリランカは事実上の破産国家となりつつあります。
あなたがスリランカの大統領だとしたら、どのようにこのピンチを乗り切りますか?
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