こんにちは、藤野雄太です。
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雲はどうして落ちてこないのでしょうか?
【探究テーマ】
雲はどうして落ちてこないのかを考えてみよう。
雨や雪は落ちてくるのに不思議ですよね。
その秘密は・・・
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【2022/10/22 朝日新聞】
ののちゃん この前、雲をずっと眺めていたら、わたあめとかソフトクリームに見えてきて、おなかがすいてきちゃったよ。ふわふわと浮かんでいるけど、どうして落ちてこないんだろう?
藤原先生 たしかに不思議だよね。簡単に言うと、空のいたるところにある「上昇気流」っていう上に向かう気流に支えられているからだよ。
のの へえ~。でも重力があるから、雲は下に落ちるような気がするけど、どうなのかな。
先生 そう思うよね。じゃあまず、雲は何からできているか知ってる?
のの うーんと、水蒸気ではないって習ったよ。水蒸気は気体だから、目に見えないはずだもんね。
先生 その通り、よく覚えていたね。水蒸気ではないよ。雲はとても小さな水や氷の粒が集まってできているの。その粒は半径約0・01ミリメートルで、髪の毛の太さの5分の1くらいしかない。こんなに粒が小さいと、一つ一つの粒が重力に引っ張られる力も小さいんだ。
のの そんなに小さな粒でできているんだ! 乗ることはできないね、残念!
先生 雲の粒は1秒間に数ミリメートル~数センチメートル落ちる速さで、上昇気流のほうが速くて雲は落ちてこないよ。じゃあ、雨が降るのはどうしてだと思う?
のの 雨粒は目に見えるよね。粒の大きさが関係しているのかな。
先生 そう! 雲の中で水蒸気を栄養にしたり小さい粒同士がくっついたりして、粒はどんどん大きくなっていく。上昇気流に逆らって落下できる速さになると雨として降るのよ。
のの ふーん。
先生 一般的な雨粒の大きさは半径約1ミリメートルで、1秒間に約7メートル落ちる速さだそうよ。ちなみに、雲が上昇気流に乗って空高くへのぼっていくと、雲の粒は凍って氷の結晶になる。地上が真冬のように冷えていれば、解けずに雪となって降ってくるよ。
のの なるほど~。
先生 小さな粒が集まっているって説明したけど、実は雲にはたくさん水分が含まれているの。夏によく見られる積乱雲という雲は、強い上昇気流によって湿った空気を吸い寄せて発達していくんだけど、この発達した積乱雲には、なんと600万トンの水が含まれていたという研究もあるよ。これはだいたい、25メートルプール1万杯なんだよ。
のの え! そんなにたくさんの水が浮いているの? 一つ一つの粒は小さいけど、たくさん集まると重くなるんだね。
先生 水をたくさん抱えている積乱雲は、突然激しい雷雨のゲリラ豪雨をもたらしたり、線状に並ぶと線状降水帯ができて集中豪雨の原因になったりする。気象庁は、高精度な予報をめざしているよ。
【語句の意味】
★上昇(じょうしょう):のぼること。あがること。
★気流(きりゅう):大気中に起きる空気の流れ。
★水蒸気(すいじょうき):水が蒸発して気体になったもの。蒸気。
[広辞苑 第七版]
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