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2022年10月28日

【探究授業】:「フェノロジカルミスマッチ」って何? 〜朝日新聞・科学〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら!

https://youtu.be/2BWyEc9FN2Q

 

地球温暖化による気候変動が、植物や虫など生き物たちの関わり方に悪影響を及ぼしています。

「フェノロジカルミスマッチ」と呼ばれる現象です。

この現象は植物や虫だけでなく人間にも深刻な影響を与えます。

「フェノロジカルミスマッチ」とはどのような現象なのでしょうか?

また私たち人間にどのような影響があるのでしょうか?

それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。

2022/10/28 朝日新聞】

鳥のヒナは十分なエサを食べられず餓死、植物は花粉を運ぶ虫と出合えないまま枯れる――

気候変動が生き物同士の関わりにズレを引き起こしている。

「フェノロジカルミスマッチ」と呼ばれる現象で、国連は今年、新たな環境問題として対策を呼びかけた。

秋になると葉が色づいたり、冬になるとクマが冬眠したり、生き物の多くは季節の移り変わりに合わせて生きている。こうした季節と生き物の行動・状態の変化をフェノロジー (生物季節)という。

フェノロジーは今、気候変動の影響を大きく受け始めている。

今年2月、国連のフロンティア報告書は、気候変動によるフェノロジーの変化を新たな環境問題として指摘し、こう警告した。

報告書によると、フェノロジーの変化は植物や昆虫だけでなく魚類、鳥類、哺乳類など多くの分類群で報告され始めている。発育や冬眠、移動など影響を受ける段階やシーンも種によって様々だ。

たとえば、鳥のシジュウカラはヒナのエサとなる幼虫の発生時期に合わせて子育てを始める。だが地域によっては、幼虫の出現時期が早くなっており、ヒナのエサが必要な時期とかみ合わなくなってきているという。両者のミスマッチは今後さらに大きくなっていくという予測もある。

報告書では、フェノロジカルミスマッチが食料生産を困難にさせる恐れも予測する。

水産資源となる魚やそのエサになるプランクトンなどの関係にミスマッチが生じれば、漁業にも重大な影響を与える。

国連の報告書作成に関わった京都大生態学研究センターの酒井章子教授(植物生態学)は「生態系は様々な生き物が互いに関係し合うことで成立するもの。間接的な効果が大きな影響を及ぼしてしまうことがある」。

国連は、フェノロジー変化の影響をさらに解明するとともに、二酸化炭素の排出量削減など気候変動の速度を抑えることが不可欠だとしている。

【語句の意味】

★現象(げんしょう): 観察されうるあらゆる事実。

★変動(へんどう):変わり動くこと。変え動かすこと。

★生態系(せいたいけい) : 生物の群集とそれに影響する無機的環境からなるシステム。

[広辞苑 第七版]

【探究テーマ】

フェノロジー(季節と生き物の行動・状態の変化)の例を10個以上書き出してみよう。

例:春になると桜が咲く、寒くなると葉が紅葉する、など

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