【探究授業】：強い台風増加の恐れ〜科学〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

大型で非常に強い最強クラスの台風２号が明日沖縄県に近づきます。

５月としては過去２番目の大きさです。アメリカ軍合同台風警報センターは、この台風を最大限の警戒が必要な「スーパー台風」に格上げしました。

今年はエルニーニョ現象の影響もあり、強い台風が増えることが予想されています。

なぜ、強い台風が増えるのでしょうか？

今日は台風をテーマに探究します。

【5/30 日経新聞】

大型で非常に強い台風2号は31日にかけて沖縄地方に接近する見通しとなった。

5月としては一時異例の強さを記録し、過去2番目の勢力に発達した。

台風の強まるメカニズムは不明な点も多いが、今年はエルニーニョ現象の発生に加え、地球温暖化の影響もあり、勢力の強い台風が増える可能性がある。

基本的なメカニズムとして、台風は海面から蒸発する水蒸気を「燃料」としており、その供給量が多いほど強くなる。海面の水温が高ければ、水蒸気量も増す。

今年はラニーニャ現象が終わり、エルニーニョ現象が起きると予想される年にあたる。

梅雨時期から秋口まで豪雨リスクの高い状態が続く可能性がある。

【エルニーニョ現象とラニーニャ現象】

気象庁によると、「エルニーニョ現象」とは1年ほどにわたり太平洋の赤道域の日付変更線あたりから南米沿岸にかけての海面水温が平年より高くなる現象を指す。

「ラニーニャ現象」は同じ海域で海面水温が平年より低い状態のこと。それぞれ数年おきに発生し、日本を含め世界中で異常気象の要因になると考えられている。

【語句の意味】

★異例(いれい)：いつもの例とちがうこと。

★現象(げんしょう)：目に見える有様やできごと。目・耳・手などの感覚によって感じとるもの。

★供給(きょうきゅう)：求められたものを、あたえること。商品を市場に出すこと。

需要(じゅよう)：＜買い手が＞品物を必要とすること。

(小学国語辞典学研)

【探究テーマ】

今後は豪雨災害が少ない地域でも防災が必要となります。みんなが住む地域のハザードマップをチェックして避難所や避難ルートも確認しましょう。

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