【探究授業】：消費トレンドを知ろう！〜経済〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

東京ディズニーランドが今年１０月からチケット料金を改定します。

最も高い券は１万９００円に設定されました。

４０年前の開業時は３９００円ですので、当時と比べると約３倍弱の値上がりです。

なぜ、モノの値段は長い間上がっていないのに、コト（体験）を売るディズニーランドは右肩上がりで上昇しているのでしょうか？

今日は「消費トレンド」をテーマに探究します。

【2023/8/2 日経新聞】

経済社会はもともとモノ消費が中心でした。経済が豊かになるにつれ、人々は生活必需品を買っても余るお金を、快楽のために使うようになりました。

ところが、次第にモノへの関心が薄れていきます。どの商品も機能や品質が似たりよったりで、売り手は微細な差異を強調し消費を喚起しますが、かつてほど驚きや感動がありません。

セレナ日産自動車セレナのテレビCM「モノより思い出。」というキャッチコピーが登場したのは1999年。この辺りがモノからコトへ消費の転換点だったと思われます。みなさんは、生まれた時からコト中心の経済に生きているのです。

人間の欲求はとどまるところを知りません。やがて、人々はその時、その場でしか味わえない再現不可能な体験を求めるようになりました。不特定多数が集まるハロウィーンイベントやスポーツ観戦、音楽フェス。コトと区別してトキ消費と呼ばれることもあります。

デジタルが消費に与えた影響は計り知れません。22年の横綱「コスパ&タイパ（費用・時間対効果の高い商品が好調）」のタイパは影響の大きさを物語ってます。

消費トレンドを追うと人々の心理が読み取れませんか。消費者心理という言葉があるように、消費は心理学でとらえるものといわれます。時代とともに人々が求める価値は刻々と変わります。その変化をつくっているのは、みなさん一人ひとりです。

【語句と意味】

★消費（しょうひ）：＜お金・品物・労力などを＞使って、なくすこと。

★経済(けいざい)：人間生活に必要な物をつくったり、売り買いしたり、使ったりする、いろいろな働きやしくみ。

★心理学(しんりがく)：人間や動物の、心の働きや行動を研究する学問。

【探究テーマ】

「トキ経済」でヒットする商品を考えてみよう

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