こんにちは、藤野雄太です。
「世界で最も嫌われている虫」であるゴキブリは、
いつ、どこで生まれて、どのように世界に広がっていったのでしょうか?
これまで謎に包まれていたゴキブリの起源に迫る論文が、
学術誌「アメリカ科学アカデミー紀要」に発表されました。
今日は「ゴキブリの世界征服」をテーマに探究します。
【2024/6/14 毎日小学生新聞】
世界中で嫌われているあの茶色い虫は、どこで生まれてどのように広がっていったのでしょうか―。
研究チームは、世界17か国から集めた281匹のチャバネゴキブリのゲノム(全遺伝情報)を分析しました。
その結果、約2100年前に現在のインドかミャンマーあたりで、アジア原産のゴキブリから進化した可能性が示されたのだそうです。
解析からは、チャバネゴキブリが時代をはさんで世界に広がっていく、西回りと東回りの二つの主なルートも浮かび上がりました。
最初の波は1200年ほど前で、研究チームはイスラム王朝の商人や兵士と共に陸路で西方に広がった可能性を指摘します。第2波は、15世紀半ばから17世紀にかけての大航海時代です。オランダやイギリスの東インド会社などの貿易ルートにのって、東方に渡ったと考えられるといいます。
さらに約250年前にはヨーロッパに侵入し、19世紀後半から20世紀初めにかけて輸送手段が発達したため、それと共に急速に世界中に広がっていったようです。
室内暖房の機能なども良くなっていたので、ゴキブリにとっての「すみかの快適性」も向上し、
「産業の進歩が種の繁栄に必要な条件を作り出したと考えられる」としています。
【語句と意味】
★ゲノム: 染色体(せんしょくたい)のくみあわせにもとづく、ある生物(せいぶつ)の遺伝情報(いでんじょうほう)の全体(ぜんたい)。
★解析(かいせき): ものごとを要素(ようそ)ごとにわけて、くみたてをはっきりさせること。
★大航海時代(だいこうかいじだい): 15世紀(せいき)後半(こうはん)から17世紀(せいき)にかけてヨーロッパ諸国(しょこく)が新(あら)たな海(うみ)の道(みち)を開拓(かいたく)し、世界各地(せかいかくち)への探検(たんけん)・貿易(ぼうえき)・植民地化(しょくみんちか)を進(すす)めた時代(じだい)
【例解新国語辞典・学研小学国語辞典 一部改編、他】
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