こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

https://youtube.com/live/x1nhpJ-ZlD4?feature=share

アメリカで「素数ゼミ」と呼ばれるセミが、

今年の４月〜６月に大量発生しました。

素数ゼミとは北米に生息する体調２〜３センチのセミです。

羽化の周期が素数（１とその数自身でしか割り切れない数）のため、

素数ゼミと呼ばれています。

なぜ、今年に大量発生したのでしょうか？

【2024/6/29朝日新聞】

ののちゃん　アメリカでセミがたくさん発生したと聞いたよ。

先生　周期ゼミのことだね。アメリカにだけ生息するセミの仲間で、ある一定の周期で羽化する。素数ゼミとも呼ばれるよ。

素数ゼミは、日本のセミみたいに毎年見られるのではなく、数年ごとに一斉に羽化する。その間隔が13年や17年ごとの素数なんだ。今年は二つのセミの羽化が221年ぶりに重なった。

セミは生涯をほぼ土の中で過ごして、繁殖のタイミングになると地上に出てくる。地上にいる数週間で交尾する相手を見つける必要があるから、周期をそろえて出てくるそうだ。

のの　どうして素数なんだろう。

先生　実はもともとは素数以外にも14、15年とかいろんな周期のセミがいたんじゃないかとされている。長い年月を経て、繁栄に有利だった素数周期が生き残った。

素数は割り切れる数が少ないから最小公倍数が大きくなる。その結果、他の周期のセミと羽化の時期が重なりにくくなる。

【語句と意味】

★素数(そすう)： その数(かず)自身(じしん)と１以外(いがい)に、わりきれる数がない自然数(しぜんすう)。

★羽化(うか)： 昆虫(こんちゅう)のさなぎが、からからでて、羽(はね)のはえた成虫(せいちゅう)になること。

★周期(しゅうき)： おなじ動(うご)きや変化(へんか)をくりかえすものが、その動きや変化を一回(いっかい)おこなうのにかかる時間(じかん)。

【例解新国語辞典・学研小学国語辞典 一部改編】

【探究テーマ】

１から１００までの数で素数を書き出してみよう。