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2020年2月6日

横浜市立西中学校・定期テスト傾向と対策<中2社会>

西中学校 2年前期中間テスト分析(社会)

全体概観
レベル:★★★★☆
1〜3は歴史分野からの主題、残りは地理分野からの出題である。歴史分野は日本の室町〜安土桃山時代の政治史と文化史、地理分野は日本地理、地図情報、人口から出題されている。歴史分野の問題は、用語の難易度はそこまで高くないが漢字指定の問題が多く少々難しい。地理分野の問題は、時差の計算や資料の読解問題が複数出題されており、これも比較的難易度の高いものとなっている。

問1 室町〜安土桃山時代の文化史
レベル:★★★☆☆
室町〜安土桃山時代の文化についての設問である。問題数は少なく資料を見てどの時代のものか判断する問題、文化の特徴を書いた文章から適切な時代名を選択する問題の二つである。前者は10の資料が掲載されており、中にはあまりなじみのないものもある。資料の名前だけでなく、資料の中で使われている建築技法(書院造など)にも気づくことができれば、全ての資料を時代判定することができただろう。

問2 大航海時代の世界史
レベル:★★★☆☆
大航海時代の世界史に関する問題である。スペイン・ポルトガルが覇権を得ていた16Cの世界について植民地の宗主国名や、そもそもの大航海の目的、日本との関わりなどが問われている。いずれも教科書に書いてある内容からの出題で、教科書を何度も読んで内容を頭に入れておけば解くことのできる問題だ。ただ、太字以外の部分や資料からも多く出題されているため全ての部分に目を通す必要がある。ちなみにこの大問の<資料1>では地図の時代が示されていない。時代を示されていない地図で植民地の宗主国を問う問題を出題するのは論外である。情報不十分で完全な出題ミスである。反面教師的になるが、歴史で地図を見る際には必ずそれが何世紀の世界なのかを確認して見る習慣をつけよう。

問3 安土桃山時代の政治史
レベル:★★★★☆
安土桃山時代の政治史について問われている。主な出題としては、豊臣秀吉の行った政策、織田信長の時代の戦・政策、宣教師などである。豊臣秀吉の行った政策の名前は全て漢字指定がついており難しい。中学校の歴史では漢字指定でない限り平仮名でも減点はされないが、高校になると全て漢字指定となる。今の内から漢字で歴史用語は覚えるように心がけよう。

問4 日本地誌(日本の領土)
レベル:★★★☆☆
日本の領土に関する問題である。日本の東西南北の端の島や、排他的経済水域(EEZ)についての問題が出題されている。日本の端の島の名前と沖ノ鳥島の護岸工事については授業内で特に強調される内容であるので、ほぼ必ずと言っていいほどテストに出る分野である。対策が必須だ。(4)の排他的経済水域を示した図を選ぶ問題は、北方領土を含むかどうかを問う問題であり、地理の本質から外れてしまっている悪問である。(注)に「境界線の一部は関係国と協議中」との記述もあり、日本政府の見解からも含むのが正解であるが、地理の理解力を測るには不十分だろう。(5)の領土・領海・領空・領域・EEZの位置関係を問う問題は一見難問に見えるが、図の読み取りが正しく行えれば解ける問題である。

問5 地図情報・時差
レベル:★★★★☆
地図から緯度経度の計算、時差の計算を行う問題。多くの学生が苦手とする時差の問題が出題されており、悩んだ受験生も多かっただろう。時差問題攻略のコツは
①15度=1時間の時差   ②西経東経が同じか違うか判断→同じなら引き算、違うなら足し算
③東に行くほど早くなると考える  ④日付変更線で地図を切って考えるとわかりやすい
ことである。①②③は学校でも何度も強調され練習させられるため覚えている人も多いだろうが、④はあまり教えるところは少ない。日付変更線を超えるときの日数の足し引きのみ教わるため混乱しやすいのではないだろうか。
日付変更線をまたぐと日数を足し引きすることになるのは、線の両脇の地域の時差が24時間になることによる。(西経179度と東経179度の時差は (179+179)÷15≒24 )これはロンドンに標準時を定めた結果である。時差計算をする際には日付変更線を跨がず計算する方が混乱しにくい。単純に2地点間を結びそれぞれの経度を足すor引くすれば良いからだ。慣れるまでは日付境界線が右端に来るように頭の中で地図を変形させて考えると良いだろう。

問6 世界の大地形
レベル:★★☆☆☆
世界の大地形に関する問題。造山帯・教科書で出てくる山脈の2題のみの出題である。中学地理では日本が中心となるため世界の地形の知識はあまり必要ない。時間をかけずに対策しよう。

問7(前半) 日本地誌(地形・気候)
レベル:★★★☆☆
日本の地形と気候についての問題。学校で習う河川・山脈・平野などの知識に加え、地域ごと気候の特徴と雨温図の組み合わせも問われている。上記の知識は中学地理の試験では頻出であるため暗記が必須である。これは覚えるしかないので時間をかけて完璧にしよう。雨温図の判定は難しいが、各地域の気候の特徴となる地形的条件を考えてそれぞれの気候の根拠を説明できるようになれば、選択しやすくなる。気候判定のポイントは「内陸ほど気温の年較差は大きい」「日本海側は冬季の降水量が多い(雪)」「最寒月最低気温」である。この3点から絞り込んでいけば、ある程度の問題には対応できるだろう。また、(3)の日本の河況係数に関する論述問題は難しいがハイレベルな入試問題ではよく問われるので、よく復習しておこう。

問7(後半) 人口
レベル:★★★☆☆
日本・世界の人口について問われている。人口密度の概念を理解しているかを問う問題や、人口ピラミッドの読み取りなどが出題されている。(7)の日本の三大都市圏の日本全体における人口比率・面責比率の問題は、三大都市圏への人口集中を問うた問題であり、思考力が問われる良問である。この問題が正解できたのであればある程度の力があると言えるだろう。人口分野は自分たちの生活に近く実感が湧きやすい分野である。教科書のみの学習に止まらず、実際に身の回りはどうなっているのかを考えてみると実感を持って学習できるだろう。

問8 都道府県名・県庁所在地名
レベル:なし
日本の都道府県名と県庁所在地名を問う問題。一般常識であり、覚えるしかない。解説は省略する。県名と県庁所在地名が異なる地域は出題されやすいので気をつけよう。また漢字で全てかけるようになろう。