https://youtu.be/jK5thxalZhs いま国会では、一般の国家公務員の定年を、 60歳から65歳に引き上げようという議論がされています。 そして同時に、 「検察庁法改正案」も国会に提出されました。 そうしたら、なんと、 著名人や元検察庁大物OBたちが反応するという、 今までにない異例の事態となってしまったのです。">
こんにちは、藤野雄太です。
休校中の子どもたちに夢を与えるYouTubeスクール、
「study for dreams(夢を叶えるための勉強)」スタドリチャンネル。
何が起こるのかわからない、これからの社会では、
自分自身に「軸」を持つことが大切です。
「生活」だけではなく「勉強」も新しい様式にモデルチェンジしなければなりません。
「study for dreams」(夢を叶えるための勉強)とは、
これからの社会で必須となる「新しい勉強様式」です。
夢を叶えるためには、
自分、他社、世界(社会)を知る必要があります。
授業では小手先の知識ではなく「生きた学問」を学ぶため、
教科書ではなく実際の社会で起きていることから学習に入ります。
今日のテーマは、
「検察庁法改正案」賛成・反対どっち?
です!
今朝の新聞で多かった記事は、
「検察庁法改正案」先送りのニュース。
このニュースをみんなで探究しました。
いま国会では、一般の国家公務員の定年を、
60歳から65歳に引き上げようという議論がされています。
そして同時に、
「検察庁法改正案」も国会に提出されました。
そうしたら、なんと、
著名人や元検察庁大物OBたちが反応するという、
今までにない異例の事態となってしまったのです。
法案のポイントは3つあります。
①
検察官の定年年齢を63歳から65歳に段階的に引き上げ
(検事総長は現行65歳)
②
次長検事、検事長、検事正ら幹部は、63歳でポストを退く
③
幹部が63歳(検事総長は65歳)を迎えても、
内閣や法相の判断で特例として最長3年間、ポストにとどめることができる
(5/19読売新聞より引用)
定年年齢をあげるというのは時代の流れなので問題ないことなのですが、
とくに問題になったのは③です。
これを認めてしまうと、
内閣にとって都合がいい人物をポストに止めるという、
「恣意的な延長」が行われる恐れがあるからです。
常に検察官が内閣の顔色を伺うことになってしまいます。
*「恣意的」:気ままで自分勝手なさま。思うままに振る舞うさま。
(goo辞書より)
内閣が検察庁の人事に介入してしまうと、
三権分立が守られなくなります。
(三権分立はのちに解説しますね)
ここで、みんなに「検察庁法改正案」に賛成・反対どっち?
と聞いても、まだ難しいと感じる人もいると思いますので、
「検察」と「三権分立」についても補足しますね。
<用語解説>
★検察
Q:そもそも、検察官って何??
A:
検察官とは、検事と副検事のことです。
司法と行政の両方の性質をもっています。
Q:検察官って何をするの?
A:
一般的には、事件が発生すると、
警察が犯人を探して逮捕したり証拠を集めたりといった捜査をします。
そして、検察官が疑われている人が本当に犯人かどうかを確かめて、
罰を与えるための裁判にかけるかどうかを決めます。
裁判にかけることを起訴(きそ)と言い、
起訴がなければ裁判は始まりません。
検察官は起訴をするために、警察と協力して、
自分でも捜査を行い、その事件の真実が何であるかを明らかにします。
(検察庁HPより)
★「三権分立」
三権とは、立法・行政・司法の3つです。
立法:法律をつくる=国会
行政:政治を行う=内閣
司法:裁判をする=裁判所
国家の権力を1箇所に集中させないことが目的です。
三権が分立していないとどうなるか?
昔、絶対王政の時代、
フランスのルイ14世は、
「朕は国家なり」
なんて言っていました。
さて、みんな、理解が深まったかな?
ここで、投票です。
みんなは、検察庁法改正案に、賛成・反対どっち?
投票結果は、なんと・・・
全員が反対となりました。
この授業を始めて以来、初の全員反対です。
この問題に「正しい答え」はありません。
今の世の中は、見ての通り何が起こるのか先がわからない不確実な世界です。
今、君たちがやっている勉強は、
答えがないこれからの時代を生き抜くために、
自分自身に「軸」を持ち、自分の頭で考え判断するためのトレーニング。
軸を持つとは、
自分がどのような生き方をしたいのか、夢を持つこと。
自分を知り、他者を知り、世界(社会)を知ることが、
夢を見つけ、実現するための新しい勉強様式。
コロナ後の世界では、
生活だけでなく勉強も新しい様式に変えなければなりません。
study for dreams
(夢を叶えるための勉強)
勉強は目的ではなく手段。
みんなの夢を実現していこう!
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