こんにちは、藤野雄太です。
東北大学は昨年、入試を100%「総合型選抜」に移行していくことを表明しました。
総合型選抜は旧AO入試のことで、受験生の探究心・学ぶ力・学ぶ意欲などを総合的に評価する選抜方法です。
このタイプの入試は大学受験だけではなく中学受験や高校受験でも年々増加しています。
具体的にはクラゲの研究が評価され東大に合格した事例などがあります。
東北大がこの構想を明らかにしたあと、ネット上では学力が不足する受験生が増えるのではないかという懸念の声があがりました。
東北大の23年度入試は、入学者の3割を総合型選抜が占めています。
なぜ、総合型選抜を重視するのか。
理事・副学長の滝澤教授はこう述べています。
「大学はアドミッションポリシー(求める学生像)に沿って選抜を行います。
でも、果たして筆記試験だけで評価できるのでしょうか?」
ちなみに東北大のアドミッションポリシーは次のように書かれています。
・21世紀の社会課題に対し研究者として真剣に取り組み優れた貢献をしようとする志
・その志を実現する固い意志
・高水準の学力
ペーパーテストでは受験生の志、意欲、熱意を測ることができません。
だから東北大は筆記試験に加えて面接などを行うAO入試を増やしてきました。
日本では高校時代の成績や活動実績を評価する選抜方法は特殊に感じるかもしれませんが、欧米の大学ではこれがスタンダードです。
それでは、総合型選抜の比率を増やすと本当に受験生の学力は下がるのでしょうか?
東北大の追跡調査によると、AO入試で入学した学生の卒業時のGPA(成績評価)は、一般選抜の学生よりも高いことが明らかになっています。
卒業後の進路満足度、大学で学んだことの総合満足度なども上回ります。
一般選抜だと入試に合格することが目的となってしまうため、大半の受験生が合格した瞬間に勉強をやめます。
一方、総合型選抜の学生は大学で学びたいことが明確です。
合格はゴールではなくスタートであるため勉強をやめません。
入学後の学力が高いのは当然の結果でしょう。
勉強で大切なこと。
それは目的をもたせることです。
目的がないところに意欲や熱意は生まれません。
勉強の目的は子どもの好奇心や興味関心から生まれます。
好奇心や興味関心は泉のように自然と湧き上がってくるものではありません。
絶えず刺激を与え続けることにより生まれるものです。
「能力」ではなく「状態」です。
これからは学校や会社が生涯お子様の人生を保障してくれる時代ではありません。
武器、強み、個性がない子どもはAIやロボットに代替されます。
したがって、勉強を教えるだけではなく勉強の目的をもたせる授業が求められています。
勉強は目的が大切なのに、目的を与える授業がないことに藤野は強く疑問を感じてきました。
だからスイングは勉強を教えるだけではなく知的好奇心に火をつける探究授業を毎日提供しています。
学力と個性の両立。
これが21世紀の勉強です。
このブログがお子様の個性と学力を伸ばすヒントになれば幸いです!
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