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すごい学習メソッド

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2024年6月9日

計算ミスをなくす方法

こんにちは、藤野雄太です。

 

なぜ、計算ミスは起こるのでしょうか?

同じように計算しているのに、計算ミスをよくする子どもとしない子どもがいます。

計算ミスが多い子どもは、それだけで20点くらいの点を落とします。

普通くらいの子でも10点ぐらいの点は落としています。

計算ミスは計算問題で起こるとはかぎりません。

関数や図形領域でも計算ミスは起きています。

計算ミスと軽く考える人が多いのですが、大変な点数差になっていきます。

これが入試で起これば合否を分けるくらいの差になります。

逆に考えると、計算ミスをなくすことができれば、算数数学は簡単に成績を上げることができます。

指導する先生にとってこんなおいしい話はありません。

まず計算ミスを直して、とりあえず10点から20点上げてあげればいいのです。

個別指導において計算ミスが減らない最大の原因は、

講師が「生徒は理解しているから分からせるという講師の役割は終わった。あとは生徒の責任だ」と考えてしまうことです。

講師の役割は分からせることではありません。

「できる」ようにしてあげることです。

実際にテストの点数が上がるところまでが講師の責任です。

計算ミスは大きく分けると次の3つに大別できます。

○パターン1「符号ミス」

計算の途中で、意識が散漫になり+-の符号を付け忘れたり、数字を写し間違えたりする。

○パターン2「途中式が雑」

計算の途中の式が乱雑だったり、計算式の手順がミスを引き起こしやすいものだったりして間違える。

○パターン3「計算ルールがない」

計算のルールが徹底していなくてなんとなくわかっている。

なぜそういう計算ルールになるのか納得できていない。

これらの対応策は以下のとおりです。

○パターン1

計算ミスの6割から7割は計算過程での+-の符号ミスです。

これをなくすだけで計算ミスは大幅に減少します。

符号ミスをなくす一番簡単な方法は、絶対値の足し算・引き算や掛け算・割り算をする前に必ず符号を書くようにすることです。

数式の一番前の数字で+の場合は+を省略することになっていますが、その場合でも途中の式では+を書かせると一番前の数字の-の付け忘れがなくなると同時に、符号に対する意識がついて、全体に符号ミスが減ります。

これをしばらく続けているとそうしなくても間違えなくなります。

もちろん答えには不必要な+はつけません。

○パターン2

計算が乱雑な場合は、しっかりと式を書かせます。

この場合、必ず上から下に式を並べ、上の式を見ながら一つひとつ下の式を書いていくようにします。

これは習慣になるまで続けないと、またすぐに乱雑な式に戻ってしまいます。

○パターン3

計算の手順は計算ミスをなくす上で重要です。

人間がミスを起こすときはどんなときでも同じですが、頭の中で二つ以上の思考が働いているときです。

計算の過程で起こるミスは、符号を考えてそれを紙に書かずに、次の絶対値の四則計算をしている間に-を忘れてしまうというのがよくあるパターンです。

符号ぐらいは覚えていると思ってしまうので符合のミスが多く起こります。

四則計算の結果を書かないまま次の四則計算をするようなことをすると、頻繁に計算ミスが起こります。

人間は別のことを考えると、記憶している力がほとんどなくなります。

大脳は短期記憶と長期記憶の二つの記憶回路があります。

短期記憶回路は数秒しか記憶を保持できません。

短期記憶から長期記憶に情報を移し変えるには、記憶しようという意思が働く必要があります。

しかし、計算過程の一つひとつを記憶しようとすると、えらく計算に時間がかかりますから、計算過程ではそういう意思は働きません。

だから、今考えたことをすぐに忘れてしまうのです。

符号をさほど意識しなくてもミスを起こさない子どもは、計算スピードが速く、短期記憶回路の記憶保持時間の中で作業が完了します。

人間の記憶力は紙にかかれた文字には絶対にかないません。

考えた結果はすぐに書いて、それから次のことを考えるとミスは起こりません。

以上のことから計算ミスを起こさない計算手順とは、同時に二つの思考を働かせる必要のない手順ということになります。

かっこをはずすことと通分を同時にやるような計算手順をとらず、計算式が上から下に一段下がるごとに一つずつ作業をして行くような計算手順をとることです。

計算式がシンプルになるような手順を取ることも大切です。

これはあまり知られていないのですが、計算ミスは集中力と密接な関係があります。

ほとんど同じと言ってもいいくらいです。

集中力のない生徒は、一つのことをやっているときに、頭の中でふっと別のことを考えてしまいます。

別の思考が泡のように浮かんでくるのです。

この原因は何らかのストレスです。

いつも気になることがあるのです。

それが、家庭や友達関係の悩みだったり、お菓子を食べたい、ゲームをしたい、友達と遊びたいという気持ちだったり、親に怒られるという不安だったりします。

遊びたいのに遊べないというのは、集中力がない子によくあるストレスです。

集中力とは能力ではなく精神状態だと言うことができます。

その証拠に、勉強では集中できない子どもがゲームだったら何時間でも続けることができますよね。

このストレスの状態が長く続くと、年齢とともに伸びて行くはずの集中力の持続時間が伸びなくなり能力の差になっていきます。

計算ミスを起こす子どもは、ストレスを抱えた子どもに多いのです。

ストレスを減らしてあげることは、集中力を高め成績を伸ばすための最も根本的な方法です。

スイングのやる気ファイヤー手帳に、「今日やりたいこと」3つを毎日書いてもらっている理由はここにあります。

「やりたいこと」をやっている子どもはストレスフリーとなり、成績を上げやすくなるのです。

ちなみに、藤野は小5の娘に平日は勉強時間と自由時間が半分ずつになるようにしています。

具体的には放課後15時から16時半は自由時間と外遊び(MM学童)、16時半から19時は勉強(スイング)、20時半〜21時半は自由時間です。

(とくに外遊びは意欲・好奇心・創造力・空間把握力・協調性・体力を育めるので重視しています)

これだと自由時間と勉強が2時間半ずつです。

小中高生ともに受験学年以外は、やりたいことをやる時間をしっかりと確保してあげることが大切です。

(中高生だと部活など)

以前にハーバード教授のトッド・ローズ氏が書いたベストセラー『ダークホース』をご紹介しました。

科学的に才能を開花させる画期的方法が書かれている本です。

トッド・ローズ氏は今の時代の成功者は日々の生活で「充足感」(マイクロモチベーション)を得ていると述べています。

この概念はジャズの「スイング」(ワクワク感)とほぼ同じです。

藤野の「子どもの興味関心を否定しない」という主張は、決して綺麗事ではなくエビデンスがあるポリシーなのです。

デジタル化とグローバル化が加速する未来の社会は、強みがない子どもはAIかロボットか外人に代替されます。

したがって、学力だけではなく遊びを通してお子様の唯一無二の個性を育てることも勉強以上に大事なことです。

学力は最低偏差値60まではもっていき(意欲があるならば65以上)、子どものやりたいことを十分にやらしてあげるのが理想です。

話を戻しますね。

集中力がある子どもでも、計算ミスを起こすことがあります。

それは、とくに頭のいい子に多いのですが、計算が簡単すぎてすぐに理解してしまい、計算の練習量が少ないために自分の計算手順が確立していない子どもです。

一人ひとりの生徒の計算手順をつぶさに見ていると手順は微妙に違っています。

つまり、計算手順はたくさんあるのです。

頭が良くて、計算ルールもしっかり理解しているのに計算ミスを起こすのは、計算するたびに計算手順が微妙に変わってしまうためです。

このような子どもでも計算ミスが起こる箇所は他の子どもとさほど変わりません。

この場合は計算の種類ごとに、計算手順を一つに統一することで計算ミスがなくなります。

 

計算ミスが起きる原因は子どもによって異なります。

どんな原因で計算ミスを起きているのかを突き止めて、その原因を取り除くように指導する必要があります。

また、計算ミスをしたところのやり直しをさせたり、計算のやり方を書いて教えている先生がいますが、それだけでは計算ミスはなくなりません。

なぜならば、計算のやり方を知っているのに間違えるのが計算ミスなのですから、やり直しをしたら正解するに決まっています。

やり方を知っているのに間違えるのは、計算ミスではなく計算ルールを知らないためです。

計算ルールを教えることと計算ミスをなくす指導はまったく別物なのです。

多くの先生がこの指導の過ちをしてしまいます。

計算ミスをなくすには、生徒が書いた計算式をチェックさせて間違っているところを見つけ出させ、あるいは見つけてあげて、自分がどんなところでどんなミスをする傾向があるかを自覚させることです。

そのうえで、なぜミスが起こっているのかを考え、ミスが起こらない計算手順を教えます。

今週は中高生の定期テストが終わり、お直し指導をすることが多かったので計算ミスのなくし方について書きました。

ここまで述べたことは中学生を想定していますが、小学生も基本的には同じです。

ぜひ、参考にしてみてください!

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