こんにちは、藤野雄太です。
一生懸命勉強しているのに、なぜか成績が伸びない…。
そんな悩みを抱えたことはありませんか?
とくに小学中学年以上になると、勉強量を増やしても思うような結果が出ないことがあります。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
その原因の一つは、「勉強はしているけれど、思考力が十分に育っていない」ことにあります。
世界的な発達心理学者である今井むつみさんによれば、思考力とは「知識を活用して推論し、問題を解決する力」を指します。
ただ暗記するだけではなく、学んだ知識をどのように使うかがカギとなるのです。
たとえば、テストの文章問題に直面したとき、単に知識を覚えるだけではなく、それを使って答えを導き出すプロセスが必要です。
しかし、知識を覚えることに集中しすぎてしまうと、その知識を活用する力が十分に育たないことがあります。
つまり、「暗記型の勉強」だけでは、成績アップには限界があるのです。
そして、思考力を育てるためには、次の2つの力が重要です。
①実行機能
必要な情報に注目し、不必要な情報をスルーする力で、思考をコントロールする能力です。
思考のコントロールは次の3つのステップがあります。
・ステップ1
必要な情報に注意を向け、情報を自分の中に入れる。
・ステップ2
選んだ複数の情報を、一時的な記憶の貯蔵庫にためておき、すぐに取り出せるようにしておく。
・ステップ3
不必要な情報に注意が向かないようにしておく。
②情報処理能力
記憶にある知識を検索して、すばやく引き出す力です。
すばやく必要な情報を記憶から取り出すことができると、その分、脳で思考する容量を推論に使うことができます。
情報処理能力は年齢とともに発達していきます。
これらの力が知識と結びついたとき、初めて「推論」が可能になり、思考力が発揮されます。
そして、この思考力が本物の学力の基盤となり、結果として成績アップにつながるのです。
では、どうすれば思考力を鍛えられるのでしょうか?
ポイントは、ただ暗記するだけでなく、「なぜそうなるのか?」と常に考えながら勉強することです。
たとえば、歴史の年号を覚えるだけでなく、「なぜその出来事が起こったのか?」と因果関係を考える。
数学の公式を覚えるだけでなく、「この公式はどうして成り立つのか?」を探る。
このように、日常的に「考える習慣」を取り入れることが、思考力を鍛える秘訣です。
成績が伸び悩んでいる場合、その原因は努力不足ではなく、勉強法にあるかもしれません。
思考力を意識した学びを取り入れることで、きっと新しい道が開けるはずです。
ぜひ、今日からお子様の勉強法を見直してみてください!
それでは本日も、お子様と素晴らしい一日をお過ごしください!
★動画解説はこちら!
https://youtube.com/shorts/jIF64Opti6M?feature=share
★参考文献『ことば力と思考力』著・今井むつみ
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