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こんにちは、スイングアカデミー代表の藤野雄太です。
2月14日に神奈川県公立高校入試問題速報番組の、
解説講師をさせていただきました!
番組内で全科目を解いて感じたこと。
それは、2020年教育改革は、既に始まっているということでした。
2020年教育改革とは、大学入試と学校授業の2大改革です。
21世紀に生きる子どもたちが、グローバル社会で活躍できる力をつけるために教育の大改革が行われているのです。
2020年度に大学入試が変わります。
対象は現在の高校1年生以下の子どもたちです。
センター試験に変わり「大学入学共通テスト」が実施されます。
(1979年の共通一次試験導入以来の大変化!)
さらに、国語と数学で記述問題が導入され、英語は4技能評価となります。
新しい大学入学共通テストは、今までの知識(暗記)中心から、
思考力・判断力・表現力が問われるものへ変わります。
一方、入試だけではなく学校授業も変わります。
新指導要領が、小学校は2020年、中学校は2021年、高校は2022年から実施されます。
学習量は、ほとんど変わりません。
学び方が変わります。
従来の講師から生徒への一方通行授業から生徒が主体となって学ぶアクティブ・ラーニング型授業への移行です。
先生ではなく子どもが学ぶ意味、目的を考え、自ら主体的に勉強する学習です。
1月のセンター試験(大学入試)、2月上旬の中学入試、2月中旬からの高校入試を見て、2020年教育改革の影響が強く出ていると感じました。
2019年入試問題の傾向は3つです。
①思考力・表現力問題の増加
②グローバル化の影響
③文章量の増加
1つ目は思考力・表現力の問題。
大学入試、高校入試、中学入試の全てで、明らかに増加しています。
(=問題レベルが難化)
普段の学習から一方的に先生から教わるだけではなく、「なぜそうなるのか?」を考え、自分で表現する(書く)訓練が必須です。
2つ目はグローバル化。
今年の神奈川公立入試では、あまり出題されない世界史の問題が出されました。
グローバル社会では世界史の教養が必要です。
だから、今、世の中では「教養本」(『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』など)が大ベストセラーとなっています。
「グローバル社会に生きる君たちは、日本だけでなく世界の歴史、教養もしっかりと学んでくださいね」というメッセージです。
3つ目は文章量の増加。
これは、国語の文章問題だけではなく英語の長文も同じです。
数学でさえ、計算だけではなく長めの文章を正しく理解していないと解けない問題が目につきました。
21世紀社会では単純作業は全てAIが行います。
人間がすることは、AIが(まだ)できない読解や表現です。
世界的大ベストセラー『サピエンス全史』の著者ユバル・ノア・ハラリ氏は、デジタル化する未来には、AIに仕事を奪われる「無用者階級」が多数出現し、超格差社会が到来すると指摘しています。
今後は、全ての科目で長い文章や資料を正しく早く読み取る力が不可欠です。
ちなみにスイングアカデミーでは、新傾向に対応するために新しい取り組みを始めました。
思考力をつけるための「ケンブリッジ式探究型授業」です。
(まずは小学生で開講)
授業では考える力をつけるために哲学の授業もします。
グローバル社会で通用する子どもを育てるために、夏休みには子どもをケンブリッジ大学に1週間連れていきます。
英語の4技能評価に完全対応です。
いずれにせよ、新学習指導要領、新大学入試に対応するためには、従来の古い勉強では通用しなくなりますので、新しい学習が必要となります。
最後に。
入試では合格すれば、あなたは「自信」を手に入れることができます。
一方、不合格になってしまった場合。
実は、この場合、合格した人以上に大きなものを得られるのです。
それは、何かというと「エネルギー」です。
人生でエネルギーほど重要なものはありません。
このことは歴史が教えてくれます。
源頼朝、徳川家康、坂本龍馬。
歴史上の偉人たちですが、彼らは全員が先に負けています。
人生で勝つのは先に勝った人ではなく、先に負けたことによりエネルギーを得た人なのです。
だからこそ、たとえ不合格になってしまったとしても、君は少しも自分自身を恥じる必要はありません。
自信と誇りを持ち、次のステージに進んでくださいね。
心から応援しています!
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