こんにちは、藤野雄太です。

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あなたは右利き、左利きどちらですか？

右利きと左利きの割合は、９対１だといわれています。

なぜ、こんなに右利きの人が多いのでしょうか？

その理由は、３つあると考えられています。何だと思いますか？

【2024/3/5 朝日小学生新聞】

みなさんは文字を書くとき、右手と左手、どちらの手で書いていますか？

人類が進化する中で右利きが増えていったと考えられ、現代では１０人のうち９人が右手だと言われています。

その理由には

①体の左側にある心臓をかばうため、左手で守り、右手で攻撃していた

②狩りに使う石器が右手で使いやすいように作られ、その後様々な道具が右手用に作られたという説があります。

狩りの時に右手で攻撃したとみられる、左側に傷を負った動物の骨や、右手で使いやすいように作られた武器などがたくさん見つかっているそうです。

さらに

③人間が言葉を使うようになり、言語をつかさどる「左脳」が発達したことが、多くの人が右利きであることに関係があるといいます。

人間の脳は、頭の右側にある「右脳」と左側にある「左脳」に分かれています。

脳はそれぞれの場所が生きていく上で必要な色々な役割をもっています。

左脳には言語や文字の理解を担当する部位が、右脳にはイメージや空間の認識を担当する部位があります。

体を動かす時は、主に右脳から出た命令は体の左側を、左脳は右側を動かします。つまり、右手を使うときは左脳が活発になっています。加藤さんは「人間が言葉を使うようになったことで左脳が発達し、右手がより器用になり、右利きが多数になったのではないかと考えられています」と話します。

【語句と意味】

★認識(にんしき)： そこにあるものを「たしかにある」とみとめる、頭(あたま)のはたらき。

★右脳(うのう)： 大脳(だいのう)の右半球(みぎはんきゅう)。直感的(ちょっかんてき)で、想像力(そうぞうりょく)にすぐれると考えられている。

★左脳(さのう)： 大脳(だいのう)の左半球(ひだりはんきゅう)。論理的(ろんりてき)な分析(ぶんせき)にすぐれ、ことばのしょりを行(おこな)うと考(かんが)えられている。

*例解新国語辞典（一部改編）、他

【探究テーマ】

歴史上、左利きの偉人は多く存在します。科学者のアルバート・アインシュタイン、芸術家のレオナルド・ダビンチ以外にも、左利きの偉人にはどんな人がいるか調べてみよう。

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