こんにちは、藤野雄太です。

本日の授業動画はこちら！

https://youtu.be/UibgSXeMMMY

 

服の値段は、この３０年間で半分以下になりました。

１９９０年は６,８４８円に対して、

２０１９年は３,２０２円です。

＊環境省より

 

なぜでしょうか？

理由の１つに、２０００年くらいから流行したファストファッションがあります。

ファストファッションとは、最新のデザインの服を短い期間で作り、低価格で販売するファッションブランドや形態です。

ユニクロ、ZARA、H &Mなどが代表格です。

 

仕組みはこうです。

メーカーはデザインから販売までを一貫して行う小売製造業（SPA）というスタイルをとります。

名前の通り、従来のメーカーより短い期間で新しい服を作り出すことができます。

デザイン、生産から販売までの全てを管理することにより、生産性を高め低価格を実現することができます。

ZARAは２週間に１回、売り場の商品を入れ替えます。

 

確かに服の値段は半額以下となり、私たちは安くておしゃれな服を手に入れることができるようになりました。

しかし、その代償は決して小さなものではありませんでした。

大量生産・大量消費は地球にとてつもない負荷をかけます。

日本国内で生産販売される服全体で、約9,000万トンの二酸化炭素が排出され、地球温暖化を加速させました。

（生産から輸送まで）

１着あたり、約25kgの二酸化炭素、約2,300Lの水を消費し、水不足という問題も起こしています。

そこで近年、注目されているのが服のムダを減らす４つのRです。

1. Recycleリサイクル（再資源化）
2. Reuseリユース（再利用）
3. Repairリペアー(修理する)
4. Reduceリデュース（減らす）

ファッション業界も大量生産・大量消費のファストファッションから、サステナビリティー（持続可能性）を重視したスタイルへと変わっているのが世界のトレンドです。

ぜひ皆さんも、地球に負荷をかけないために、

どんなことができるかを探究してみてください！

 

*参考文献　読売中高生新聞 2021/06/18

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