- 探究授業
- 2021年12月7日
【MM学童 探究授業】：岸田首相「所信表明演説」・学び直し「リスキリング」って何？
こんにちは、藤野雄太です。
本日の授業動画はこちら！
12月6日、岸田首相は所信表明演説を行いました。
所信表明演説とは新しく選ばれた内閣総理大臣が国会で自らの考えや方針を発表することです。
なかでも注目したいのは「新しい資本主義」のもと、人への投資に力を入れるとのコメントです。
それではさっそく、岸田首相の所信表明演説をチェックしてみましょう！
【2021/12/6 所信表明演説・首相官邸HPより】
付加価値を創出し、経済的豊かさや力強さをもたらす原動力は、「人」です。
人への投資を積極化させるため、三年間で四千億円規模の施策パッケージを新たに創設します。
非正規雇用の方を含め、学び直しや職業訓練を支援し、再就職や、正社員化、ステップアップを強力に進めます。
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以上、引用ここまで。
岸田首相は「新しい資本主義」のもと、人への投資を積極的に行なっていくと言いました。
なぜ、今の時代に「学び直し」が必要なのでしょうか？
理由は２つあります。
１つ目は、人間の平均寿命が大きく伸び「人生100年時代」が到来するからです。
2007年に日本で生まれた子どもの半分は107年以上生きることが予想されています。
今までは人生は３ステージ「学校・仕事・引退」で構成されていました。
学校で学び、２０歳前後で社会人となり、６０代で定年という仕組みです。
しかし、人生100年時代では60代以降も仕事をする必要が出てきます。
そのため、一度学校を卒業した後も第２、第３の学び直しが必要となってくるのです。
２つ目は、急速な時代の変化です。
今は世の中が変化するスピードが速いため、社会で必要とされるスキルや知識が大きく変わろうとしています。
三菱総合研究所によると、ロボットやAIなどの新しいテクノロジーの登場により、2030年には事務職が120万人余ります。
逆に専門技術を持っている人は170万人も不足するという試算が出ています。
したがって、「学び直し」が必要になってくるのです。
【探究トレーニング】
今後、AIやロボットの普及により消える仕事、不足する仕事はどのような仕事だと思いますか。
また、あたなはどのような専門技術を身につけるべきだと思いますか？
【語句の意味】
★付加価値（ふかかち）： ものやサービスなどに新たに付け加えた価値
★価値(かち)： そのものがどれくらい役立つかという程度、度合い、ねうち
★投資（とうし）：将来の利益のために事業などにお金を出すこと
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