こんにちは、藤野雄太です。
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世界の平和と社会の発展のために1945年に創設された国連ですが、ロシアのウクライナ侵攻を止めることができていません。なぜ、国連が機能しなくなっているのでしょうか。
本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【3/15 日経新聞】
ロシアによるウクライナへの侵略は、平和を保つための国際社会の機能がまひしている現実を突きつけた。その最たるものが、国連の安全保障理事会だ。
安保理に求められるのは「平和の番人」の役割で、その権限も与えられている。平和を脅かす国には制裁を決定し、国連メンバーはそれに従う義務がある。
ロシアの侵攻を受け、安保理は2月25日に急きょ、会合を開いた。だが、制裁はおろか、非難決議すらも採択できなかった。
しかも交代制である安保理の議長国は当時、ロシアだった。侵略国が緊急会合の司会を務めるという喜劇のような光景もさらした。
常任理事国の米英仏中ロは決議への拒否権を持っている。ロシアはこの特権を使い、これからも制裁案を葬るにちがいない。
この状態はアジア太平洋の安定にとっても大きな脅威だ。仮に、中国が台湾に侵攻したとしても、同国の拒否権により、安保理は全く身動きできない恐れが強い。
このありさまは今の安保理体制が、もう限界にあることを示している。この体制は先の大戦直後の1945年10月、戦勝国の米英、ソ連(ロシア)が主導し、中国とフランスも加えて立ち上げた。
これら5カ国が世界秩序を支えることを想定していたが、前提は完全に崩れた。ロシアは明白な侵略国となり、中国も現秩序を守るより、曲げる側に回っている。
【語句の意味】
★国連(こくれん):
国際連合の略称。第二次大戦後、平和と安全の維持、各国間の友好関係の促進、経済上・社会上・文化上・人道上の問題について、国際協力を達成するために設立された諸国家の組織。
★安全保障(あんぜんほしょう):
外部からの侵略に対して国家および国民の安全を保障すること。各国別の施策、友好国同士の同盟、国際機構による集団安全保障など。
★採択(さいたく):えらびとること。議案・意見などを選んで採用すること。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
国連は常任理事国(米英仏中露)が1つでも拒否権を行使すると決議することができない仕組みになっているため、ロシアに対して有効な手段をとることができていません。
世界の平和を守るためには、どうすればいいでしょうか?
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