こんにちは、藤野雄太です。
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培養肉とは動物からとった細胞を体外で人工的に培養して作った肉のことです。
大豆などを肉に似せた味に加工する代替肉とは動物の細胞を原料にしている点が異なります。
東京大学と日清食品が国内で初となる食べられる培養肉の開発に成功しました。
培養肉は食料不足、環境破壊など様々な問題を解決する手段として期待されています。
今日は培養肉について探究します。
【朝日小学生新聞 2022/5/19】
国内初 東京大学・日清食品が開発
大豆など植物性の原料でお肉のような「代替肉」を目にすることが増えているいま、細胞から作られる「培養肉」が新たな食肉の選択肢として世界中で注目されています。
国内でも、大学や企業で研究が進められています。
培養肉は牛などの動物からとった細胞を育てる特別な液(培養液)に浸し、人工的に増やしてつくります。
大豆のタンパク質などを肉の触感や味に近づくよう加工した「代替肉」の一種ですが、培養肉は動物の細胞を原料にしているため、味や食感などをリアルに再現できる可能性があります。
三月、日本で初めて「食べられる培養肉」を作ったのは、2017年から培養肉を共同研究する東京大学教授の竹内昌治さん(組織工学)と日清食品ホールディングスです。
竹内さんは、厚さ1ミリ、重さ2グラムほどのしゃぶしゃぶ肉のようなものを試食しました。
「食べながら研究」できるように/目指すは厚いステーキ
培養肉は13年にオランダの研究者が培養肉のハンバーガーを作ったことで注目。
これまでの研究ではひき肉の開発が中心でしたが、竹内さんが目指すのは「ステーキ肉」です。
19年には1センチ角の培養サイコロステーキ肉を世界ではじめて作ることに成功。ただ、このときは食べられない素材でした。
そこで、食べられる素材で作った培養液などを独自に開発。
また、人が食べる実験のため、食の安全や研究方法についても問題ないか東京大学から審査を受け、認められました。
竹内さんは、食べて評価しながら研究することができるようになったのは「大きな一歩」とはなします。
安定した食料生産や地球温暖化対策につながる
竹内さんは「培養肉は持続可能な食材として期待できる」といいます。
どんな未来が実現できるのでしょうか。
現在、世界の人口は約79億人。
国際連合によると、2050年には世界の人口が約97億人に増えるとされています。人口が増えると、その分食べるお肉の量も必要になってきます。
「培養肉によって安定した食料生産が実現できたり、環境にあたえる負担を軽くしたりすることができるかもしれません」と竹内さん。
将来的に動物を犠牲にすることなくお肉を得られるようになれば、動物を守ることにつながるといいます。
竹内さんは「細胞をたくさん集めて、固めただけではお肉の味はでない」とかんがえています。
「牛肉の味を出すためには細胞をどのように育てる必要があるのか、培養液の成分はなにがいいのかなど、実際に食べて評価しながら研究していきたい」
【語句の意味】
★培養(ばいよう):
草木をつちかいやしなうこと。転じて、実力などを養い育てること。
微生物・動植物組織などを、栄養・温度などの外部条件を制御しながら、人工的に発育・増殖させること。
★代替(だいたい): 他のもので代えること。だいがえ。
★細胞(さいぼう):
生物体を組成する構造的・機能的単位。真核細胞と原核細胞がある。核と、細胞小器官や顆粒を含む細胞質で構成される。大きさや形は、生物や組織の種類により極めて多様。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
培養肉のように最新のテクノロジーで新しい食べ物を開発する技術をフードテックと呼びます。
今後、とても有望なビジネス分野です。
培養肉以外にどんなものを作ることができるか、以下の○○に好きな食べ物を書き込もう。
培養○○
例:培養魚など
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