こんにちは、藤野雄太です。
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今から700万年前に地球上に登場した人類。
いま、地球上に存在する人類は私たちホモ・サピエンスだけですが、かつてはいくつも存在していました。
ネアンデルタール人、北京原人などの名前を一度は聞いたことがあるかもしれません。
では、なぜホモ・サピエンスだけが生き残ったのでしょうか?
私たちと絶滅した人類の命運を分けたのは何なのでしょうか?
これらは長年、謎につつまれていました。
しかし、最先端の科学により絶滅した人類の脳をよみがえらせる研究が進んでいます。
絶滅した人類の脳をよみがえらせることは可能なのでしょうか?
それでは本日の新聞テキストを読んでいきましょう。
【2022/9/25 日経新聞】
私たちはずっと唯一の人類だったわけではない。4万年以上前、人類と呼べる存在はほかにもいた。主な仲間は、欧州で暮らしていたネアンデルタール人や、アジアに広がったデニソワ人だ。なぜ私たちだけが今に至るのかは大きな謎だ。
ネアンデルタール人は屈強で道具も使う。食料難や病気と関連づける絶滅説もあるが、多くの科学者は知の源とされる脳に答えを見いだそうとしてきた。
出土したネアンデルタール人と初期ホモ・サピエンスの頭骨から完全な形をコンピューターで推定し、脳の大きさを比べたのは東京大学の荻原直道教授だ。ネアンデルタール人は小脳の割合が小さかった。2018年に慶応大学教授として名古屋大学の田辺宏樹教授らと論文をまとめた。
現代人では小脳が大きいと、複雑な思考を支える能力が増す。ネアンデルタール人は小脳が小さいために環境の変化についていけなかったのだろうと研究チームは結論づけた。
科学者は脳の形だけでなく機能に迫りたいと考えたが、通常は脳のような柔らかい組織は化石にならない。歯がゆい思いをしていたところに追い風が吹く。
科学の進歩が、化石の遺伝情報を正確に読む方法に加え、遺伝子の編集技術や細胞のもとを望みの組織に育てる手法をもたらした。
そして今、古代人の「脳」が続々とよみがえっている。
世界でミニ脳の追究は止まらない。
細胞とはいえ、永遠の別れを告げた古代人と再会できるからだ。
古代人の脳全体を再現するのは倫理面から許されないと断言するマックス・プランク研究所のフェリペ・モラ・ベルムデス博士は、仮定の話と断ったうえでいう。
「仮に何らかの理由で許可が下り、生物学や技術上の大きな問題も解決したら、そのような脳は意識を持つようになる可能性がある」
【語句の意味】
★人類(じんるい): サル目(霊長類)ヒト科のうち直立二足歩行を行い著しく発達した脳を有する動物。
★屈強(くっきょう): 強情で人に屈しないこと。きわめて頑丈なこと。究竟。
★倫理(りんり): 人倫のみち。実際道徳の規範となる原理。道徳。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
なぜ、人類のなかでホモ・サピエンスのみが生き残ったのだと思いますか?
あなたの考えを書いてみよう。
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