こんにちは、藤野雄太です。
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地球温暖化はヒトや動物を凶暴にするという研究報告があります。
平均気温が上がると、妻などパートナーへの暴力の回数が増え、イヌやヘビにかまれる頻度が上がるというのです。
「暑いと凶暴になる」は本当なのでしょうか?
【2023/12/24 日経新聞】
地球温暖化が人の健康の悪化や動物の凶暴化などをもたらすという報告が出てきた。人類史を振り返る研究によると、気候によって脳の大きさは変わるとされ、その影響も注目される。人類の活動がもたらした気候変動は、気づかないところで私たちの心身を変えているのかもしれない。
温暖化が心の健康に影響するかもしれないと考えさせられる統計報告もある。
中国の復旦大学などは6月発表の論文で「熱帯や亜熱帯地域で年平均気温が1度上がると、妻などパートナーの女性への暴力が4.5%ずつ増える」と報告した。
暑いと凶暴になるという疫学調査は動物でもある。米ハーバード大学の調査によると、気温が上昇すると人がイヌにかまれる頻度が増えた。米国8都市で09〜18年にイヌにかまれた約7万件の報告を分析すると、気温が高い日は約4%かまれる頻度が高かった。米エモリー大学の別の研究によると、ヘビでも気温が1度上がるとかまれる頻度が約6%高まるという。
過去の人類の歴史を振り返ると、温暖化によって脳の大きさが変わる可能性があることも分かってきた。「過去、温暖化した時代に人類の脳は縮んだ」。米ロサンゼルス郡自然史博物館の研究チームは6月に発表した論文で指摘した。同博物館のジェフ・スタイベル理事は「脳で生じる大量の熱を外気へ効率よく逃がすためだろう」と推測する。
容積が小さいほど脳で生じる熱が少なくなり、冷やしやすくなって過熱を防げるというわけだ。スタイベル理事は「今後も脳が温暖化に適応して縮むと考えられる」と話す。
【語句と意味】
★変動(へんどう): じょうたいがおちつかないで、いろいろにかわること。
★疫学(えきがく): 感染症(かんせんしょう)や食中毒(しょくちゅうどく)などの原因(げんいん)や、そのひろがりのようすをしらべる学問(がくもん)。
★頻度(ひんど): あることが、くりかえしおこる度数(どすう)。
*例解新国語辞典(一部改編)、他
【探究テーマ】
「暑い」と「凶暴」は因果関係・相関関係のどちらだと思いますか?その理由も書きましょう。
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