こんにちは、藤野雄太です。

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https://youtu.be/d9Koddv4v5I

 

人間とロボットがいっしょに働く世界が、５年以内にやってくるかもしれません。

世界一のお金持ちことイーロン・マスクさんが率いるテスラ社が、人手不足解消の手段として３〜５年以内にヒト型ロボットを実用化する見通しを示しました。

二足歩行するヒューマノイド（ヒト型）ロボットは、今から約５０年前に日本で生まれました。

早稲田大学が開発したワボットです。二足歩行で歩くことができ、両手で物体を把握することもできるワボットは当時の世の中に衝撃を与えました。

それから５０年経った現在、いよいよロボットと人間が一緒に働く時代が実現しようとしています。

背景には、ある技術の急速な進歩があります。

いったいどのような技術なのでしょうか？

それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。

【2022/11/22 日経新聞】

かつて日本が研究を先導した二足歩行のヒューマノイド（ヒト型）ロボットが再び脚光を浴びている。火付け役は米テスラだ。開発を表明してわずか1年後の2022年9月に試作機を公開し、3～5年後に実用化する見通しを示した。ゲームチェンジャーとして自動車業界の常識を一変させたテスラの参入で、ヒト型ロボットが「働き手」となる未来が現実味を帯びてきた。

「非常に有能なロボットだ。（普及すれば）経済の制約はなくなり、貧困のない豊かな未来が訪れる」。9月末のイベントでヒト型ロボット「オプティマス」の試作機をお披露目したテスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は、高らかにこう宣言した。

オフィスでじょうろで植物に水を与え、段ボールを運び机の上に置く。工場では金属の棒を箱から取り出し、別の箱に移し替える――。テスラは人が担ってきた作業をオプティマスが代替する姿を描く。

テスラによると、自動運転車向けの人工知能（AI）を「再訓練」したという。

深層学習技術の登場でAIによる画像認識の性能は人間をしのぐほどに向上し、周囲の環境を的確に把握できるようになりつつある。

マスク氏は将来の量産を視野に「最終的には数百万台作られ、コストは車よりもずっと低くなる。おそらく2万ドル（約280万円）未満だろう」と述べ、まず3～5年後に出荷を始める見通しを示した。

【語句の意味】

★制約(せいやく)： 条件を課して自由に活動させないこと。物事の成立に必要な規定または条件。

★試作(しさく)： （本格的に作る前に）こころみに作ること。また、その作ったもの。

★深層(しんそう)： 深い層。奥深くかくされた部分。↔表層。

[広辞苑 第七版]

【探究テーマ】

「働くヒト型ロボ」は家事、工場作業、災害救助、医療介護などでの活躍が期待されています。

あなたならば、どのような現場で使いますか？考えてみよう。

 

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