【探究授業】：なぜ、トラック運転手が足りないの？〜社会〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

トラックの運転手不足が深刻化しています。

今のままだと２０３０年には、トラック運転手が不足するために荷物の約３分の１が運べなくなってしまうという試算が出ています。なぜ、トラック運転手が足りないのでしょうか？

今日は物流の「２０２４年問題」をテーマに探究します。

【2023/4/20読売新聞】

物流の「２０２４年問題」が迫っている。２４年４月から、トラック運転手に時間外労働の上限規制が適用されるため、運転手が働ける時間が短くなり、荷物の輸送能力が急低下する恐れがあるのだ。宅配だけでなく、製造から小売りを結ぶ物流網の維持が危ぶまれており、暮らしや経済への影響を避けるための対策が急がれる。

これまでトラック運転手には時間外労働の上限規制がなかった。だが２４年４月からは、働き方改革関連法に基づく新たな労働基準が適用され、年９６０時間に制限される。

全日本トラック協会の調査では、年９６０時間を超える残業時間の運転手を抱える企業は全体の約３割、長距離輸送に限れば約半分に達するという。「過労死ライン」とされる８０時間超の残業を毎月繰り返している計算だ。

規制導入後は、運転手が働ける時間が短くなるため、運べる荷物の量も減る見込みだ。野村総合研究所は１月、「３０年には全国の約３５％の荷物が運べなくなる」という試算を公表した。東北や四国では４割以上となるなど、地方で特に深刻な影響が懸念される。

【語句の意味】

★物流(ぶつりゅう)：「物的流通」の略。

★流通(りゅうつう)：流れ動くこと。

★規制(きせい)：ある決まりをつくり、それにしたがって制限すること。

★残業(ざんぎょう)：決められた時間の後まで残って仕事をすること。

(小学国語辞典学研)

【探究テーマ】

２０２４年問題の解決策を考えてみよう。

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